この記事の概要
【トイレの水がチョロチョロ水漏れしてる】【タンクから水が流れっぱなし】などの症状でお困りではありませんか?
トイレタンクから流れる水の不具合は『フロートバルブ(フロート弁・ゴムフロート)』と呼ばれる部品が原因になっている可能性があります。
この記事では、フロートバルブを自分で交換する方法についてご紹介したいと思います。
この記事でわかること
- フロートバルブの交換方法
- トイレタンク内の構造や仕組み
- フロートバルブの修理費用
- フロートバルブの交換時期
トイレタンクのフロートバルブとは
フロートバルブとはトイレタンクの底に設置されているパーツで、タンクの栓の役割をしている弁のことを指します。
このフロートバルブレバーと鎖で繋がっていて、レバーを回すとフロートバルブが持ち上がりタンクから水が流れる仕組みです。
『フロート弁』『ゴムフロート』などの呼び方もあります。
フロートバルブは樹脂製で弾力があることからゴムフロート呼ばれたりもします。
色はほとんどの製品が黒色です。
フロートバルブのサイズは、メーカーやトイレによって複数あります。
最新のトイレのフロートバルブはプラスチック製の場合も
フロートバルブは『ゴムフロート』『ゴム玉』と呼ばれることが多いですが、近年のトイレのフロートバルブはゴムではなくプラスチックがでできていることが増えてきました。
プラスチック製のフロートバルブは、プラスチックの中にパッキンが取り付けられていて、そのパッキンがゴムの代わりになっています。
フロートバルブの不具合で起きる症状と原因
フロートバルブはトイレタンクの底についてる何の変哲もないゴム玉に見えますが、非常に重要な役割を担っています。
フロートバルブが劣化したり故障した時の不具合を紹介します。
トイレの水が流れっぱなしになる
トイレの水が流れっぱなしで止まらなくなったり、便器内へチョロチョロ水漏れしているときはフロートバルブの不具合を疑いましょう。
樹脂製のゴム玉は経年劣化により少しずつ変形したりしていきます。
劣化が進むと、タンクの底に穴をキッチリ塞ぐことができずに便器に水が流れ続けてしまいます。
また、レバーを回すとフロートバルブが持ち上がり水が流れますが、フロートバルブが変形していると元の位置にはまらずに水が流れ続けてしまう事があります。
トイレタンクはタンク内の水位が上昇することで自動で水が止まりますが、タンクに水が貯まらない状態では流れっぱなしトラブルが発生します。
フロートバルブを交換する目安と確認方法
トイレタンク内の部品は必ず劣化していきます。
特にパッキンなどのゴム製のパーツは劣化が早いです。
フロートバルブの交換時期の目安としては、トイレを設置してから10年が目安です。
ゴムフロートはホームセンターでも売られていて、価格も数百円~数千円で購入できるので、早めに交換することでトイレのトラブルを防ぐことができます。
交換時期の確認は目視で行うことも可能です。
フロートバルブを布や雑巾などで軽くこすってみて下さい。
黒い跡がついているようであれば交換時期です。
トイレタンクのゴムフロート交換は簡単?
それでは『自分でトイレタンク内のゴムフロートを交換できるのか?』にお答えします。
答えは『イエス』です。
フロートバルブの交換作業は、DIYの難易度しては簡単な部類に入ります。
あまり難しく考えず、ゴムフロートを交換にチャレンジしてみましょう。
自分でフロートバルブを交換する手順
自宅のトイレのフロートバルブを交換する手順になります。
- フロートバルブのサイズを確認
- 自宅のトイレに合うフロートバルブを購入
- トイレの止水栓を閉める
- タンクの蓋を開ける
- 古いフロートバルブを交換
- 逆の手順で戻す
- 止水栓を開き水漏れがないかチェック
交換部品(フロート弁)のサイズと選び方
ゴムフロートを交換するには、交換用の新品のゴムフロートが必要です。
ゴムフロートは形状やサイズが複数ありますので、自分のトイレに合う部品を選んで用意しましょう。
- メーカーを確認【TOTO製かLIXIL(INAX)製か】
- サイズを確認する(32㎜、38㎜、51㎜、55㎜、65㎜)
- 形状を確認(まん丸かそうでないか)
ポイントはこの3つです。
年式やメーカーによっては変わってきますので、必ず同じものを用意しましょう。
もしよくわからない場合は、汎用ゴムフロートもありますので、取り外したフロートバルブをホームセンターにもっていき店員さんに確認するのもいい方法です。
フロート弁を購入できる場所
フロートバルブは様々な所で販売されています。
主な購入先としては、ホームセンター、ネットショップになります。
選び方が不安な方は、ホームセンターで相談するほうが確実です。
ゴムフロートの価格は¥700~¥1,500程度です。
トイレの止水栓を閉める
交換部品が用意できたら、いよいよ交換作業に入っていきましょう。
トイレタンクの修理する際には、、まずはトイレの止水栓を閉めましょう。
止水栓を閉める事で、タンク内へ給水されることを止めることができます。
トイレタンクに伸びている配管を探して下さい。
タンクから壁や床へ繋がっている配管があるはずです。
配管をたどっていくと、90度に曲がっている部分があります。
ここにマイナスドライバーが入りそうな切れ目や蛇口のハンドルが付いています。
マイナスドライバーで時計回りに回していきましょう。
※回らなくなるところまで締めきってください
フロートバルブの取り外しと取り付け
止水栓を閉めることができたら、レバーを大に回してタンクの中の水を流してしまいましょう。
そしてタンク上部の蓋を外します。
タンクの蓋は置かれているだけなので、持ち上げるか簡単にズラすことができます。
※注.手洗い管が付いているタンクには給水ホースが繋がっているので気を付けて下さい
タンクの中が見える状態になったら、そこのあるフロートバルブを取り出しましょう。
フロートバルブにはチェーンが繋がっていますので、これを外すだけです。
古いフロートバルブを取り外せたら、新しいフロートバルブにチェーンを付け替えましょう。
そして元の位置(タンクの底)へ戻して下さい。
これで交換自体は完了です。
後はタンクの蓋を元通りに戻し、止水栓を開けてタンク内に水を溜めましょう。
便器内へ水が漏れていないかチェックし、レバーを回してみて異常が無ければ全ての作業が完了です。
時間にして15分もあればできる作業です。
不安な時は水道屋さんへ依頼しよう
フロートバルブの交換は簡単な作業の部類に入りますが「部品を間違えてしまいそう」「面倒くさそう」「失敗してしまいそう」といった不安がある方も多いと思います。
そのような時は、無理せず水道屋さんへ任せましょう。
費用は掛かってしまいますが、確実に修理作業をしてもらえます。
水道修理業者に依頼するメリット
水道修理業者にゴムフロート交換を依頼することで、確実に部品交換をすることができます。
部品のサイズ違いや、他のトラブルを引き起こしてしまう心配はありません。
また、タンク内の他の部品が劣化していることもよくあり、自分でゴムフロートを交換しようとしてオーバーフロー管を折ってしまうようなケースもあります。
このような心配をしないで済むのが、水道屋さんへ依頼するメリットです。
水道修理業者に依頼したときのデメリット
水道屋さんへ依頼した時の最大のデメリットは費用です。
職人さんが自宅まで来てくれるので、工賃や人件費が掛かってしまいます。
また、水道修理業界ではぼったくり行為も多数確認されていますので、騙される可能性もあります。
トイレのフロートバルブを自分で交換する方法|まとめ
トイレフロートバルブを交換するほうほうをご紹介しました。
トイレの水漏れトラブルは早めに対処しておくのが一番です。
なにか異変を見つけたら、絶対に放置しないで水道屋さんに相談してみましょう。
#トイレ #フロートバルブ #DIY