洗濯機の排水口が臭い!下水臭の原因別対処法と効果的な予防策

「洗濯機置き場の排水溝からいや~な臭いがす」といった経験はありませんか?
そんな洗濯機の排水口から漂う嫌な臭いにお悩みの方へ向けて、この記事では、下水臭・カビ臭・雑菌臭の見分け方から、汚れ蓄積・排水ホースの汚れ・排水トラップの不具合・封水切れといった4つの主要原因を詳しく解説し、症状に応じた具体的な対策方法をお伝えします。
軽度なら重曹とクエン酸で、中程度ならパイプクリーナーで、重度なら水道業者へ依頼と、ご自宅の状況に合った解決策が必ず見つかるはずです。
まずは臭いの種類と発生原因を見ていきましょう。
目次
洗濯機から発生する臭いの種類と特徴

洗濯機周りで発生する不快な臭いには主に3つの種類があります。
それぞれ原因や特徴が異なるため、まずは臭いの種類を正しく見分けることが改善への第一歩です。
どれも嫌な臭いを発するものですが、意識して確かめてみてください。
臭いの種類 | 特徴 | 主な発生源 | 発生しやすい時期 |
---|---|---|---|
下水臭 | 硫黄臭・アンモニア臭・腐敗臭 | 排水管・排水口・排水トラップ・排水桝・汚水槽 | 通年 |
カビ臭 | むっとした湿気臭・土臭い | 洗濯槽・排水ホース・床材・床下 | 梅雨時・夏場 |
雑菌臭 | 生乾き臭・酸っぱい臭い | 洗濯槽・洗濯物 | 湿度の高い時期 |
下水臭、カビ臭、雑菌臭の3つが洗濯機置き場で発生する臭いです。
以下で、それぞれ詳しく解説します。
下水臭(硫黄臭・アンモニア臭)
下水臭は最も深刻な臭いの一つで、卵が腐ったような硫黄臭やツンとしたアンモニア臭が特徴です。
この臭いが発生している場合は、下水道から直接臭いが上がってきている可能性が高く衛生面でも問題があります。
下水臭の主な特徴は以下の通りです。
下水臭の特徴
- 洗濯機を使用していない時でも臭いがする
- 洗濯場全体に臭いが広がりやすい
- 時間の経過とともに臭いが強くなる傾向がある
- 換気をしても臭いがなかなか消えない
私の経験上、下水臭が発生する原因の多くは排水トラップの不具合や封水切れです。
特に長期間洗濯機を使用していなかった場合や、排水口周辺の部品に問題がある場合によく見られます。
また、毎日洗濯機を使っているのに下水臭がする場合は、排水管が破損していたりすることもあります。
カビ臭
カビ臭はむっとした湿気のこもったような臭いや、土のような臭いが特徴です。
洗濯機内部は常に湿度が高く、洗剤カスや汚れが付着しやすいため、カビにとって絶好の繁殖環境となっています。
また、蛇口から水が漏れていたりすると、床材や壁にカビが生えることがあります。
洗濯機と壁の間は暗所になっているので、カビが発生しすい箇所です。
カビ臭の主な特徴は以下の通りです。
カビ臭がするときの特徴
- 梅雨時期や夏場に特に強くなる
- 洗濯槽を開けた瞬間に強く感じる
- 洗濯物にもカビ臭が移る場合がある
- 黒や茶色の小さなカスが洗濯物に付着することがある
カビは見た目にも分かりやすく、洗濯槽の縁や排水ホース内部に黒っぽい汚れとして現れることが多いです。
放置すると、ぜんそくなどの健康被害の原因にもなりかねないため、早めの対処が重要です。
雑菌臭(生乾き臭)
雑菌臭は皆さんもよくご存じの生乾きの洗濯物のような酸っぱい臭いや、ぞうきんのような臭いが特徴です。
この臭いは洗濯機内で雑菌が繁殖することで発生し、特に湿度の高い環境で起こりやすくなります。
雑菌臭の主な特徴は以下の通りです。
雑菌臭がするときの特徴
- 洗濯直後の濡れた状態で特に強く感じる
- 洗濯物を長時間洗濯機内に放置した時に発生しやすい
- 部屋干しした時に臭いが復活することがある
- 湿度の高い日に特に気になる
雑菌臭は主に洗濯槽の汚れや洗剤の使い方が原因となることが多く、日々のお手入れで比較的予防しやすい臭いでもあります。
ただし、一度発生すると洗濯物全体に臭いが移ってしまうこともあります。
洗濯機の排水口が下水臭くなる4つの原因

ここからは、実際に洗濯機の排水口が下水臭くなる原因を解説していきます。
洗濯機から不快な下水臭が発生する場合は、主に4つの原因が考えられます。
- 排水口の汚れ・ヘドロの蓄積
- 排水ホース内部の汚れ
- 排水トラップの機能不全や不具合
- 設置不良・未設置
それぞれ解説していきます。
排水口の汚れ・ヘドロの蓄積
排水口の汚れの蓄積は、洗濯機の下水臭で最も多い原因です。
毎日きれいにするなんてことは難しく、排水口の掃除を怠ってしまう方が多いのが実情です。
汚れの種類と蓄積メカニズム
排水口に蓄積する汚れには、以下のようなものがあります。
汚れの種類 | 発生源 | 蓄積の特徴 |
---|---|---|
髪の毛・糸くず | 衣類 | 排水口の目皿や排水管内に絡まりやすい |
洗剤カス | 溶け残った洗剤・柔軟剤 | ヌメリとなって他の汚れと結合 |
皮脂汚れ・垢 | 衣類に付着した体の汚れ | 時間とともに酸化して悪臭の元となる |
泥汚れ | 靴下や作業着などの汚れ | 排水管の底に沈殿しやすい |
これらの汚れが排水口や排水管内に蓄積すると、ヘドロ状の塊となって排水の流れを阻害します。
特に、洗剤カスは他の汚れを結合させる接着剤のような役割を果たし、汚れの蓄積を加速させてしまいます。
臭いが発生する仕組み
蓄積した汚れから下水臭が発生する仕組みは、以下の通りです。
まず、排水口や排水管内の汚れに雑菌が繁殖します。
これらの雑菌が有機物を分解する際に、硫化水素やアンモニアなどの悪臭成分を発生させるのです。
特に、皮脂汚れや食べ物の残りカスなどのタンパク質系の汚れは、分解される際に強烈な臭いを放ちます。
また、汚れが蓄積した状態では排水の流れが悪くなり、汚水が滞留しやすくなります。
この滞留した汚水がさらに腐敗することで、より強い悪臭が発生するという悪循環が生まれてしまいます。
排水ホースの内部汚れ
排水ホースは洗濯機から排水口までの重要な経路ですが、内部が見えにくいため汚れの蓄積に気づきにくい部分です。しかし、ここの汚れも下水臭の大きな原因となります。
カビ・雑菌の繁殖
排水ホースの内部は、湿度が高く温度も適度に保たれているため、カビや雑菌にとって理想的な繁殖環境となります。特に、ホースが曲がっている部分や、勾配が緩やかな箇所では水分が残りやすく、カビが発生しやすくなります。
繁殖したカビや雑菌は、洗濯機を使用するたびに洗濯水に混入し、洗濯物に臭いが移る原因にもなります。
また、ホース内で死滅したカビや雑菌の死骸も、悪臭の発生源となってしまいます。
洗剤カスの固着
排水ホース内では、洗剤や柔軟剤の成分が少しずつ蓄積していくことがあります。
これらの成分は時間が経つと固着し、ホース内壁にこびりついてしまいます。
固着した洗剤カスは除去が困難で、その周辺にさらに汚れが付着しやすくなります。
また、洗剤の中には香料も含まれているため、古い洗剤カスが劣化すると不快な臭いに変化することもあります。
特に、ホースの接続部分や曲がり角では洗剤カスが溜まりやすいため、定期的なメンテナンスが必要です。
排水トラップの機能不全や不具合
排水トラップは、下水からの悪臭や害虫の侵入を防ぐ重要な役割を担っています。
しかし、排水トラップなにかしらの問題が発生すると、下水臭が直接室内に上がってきてしまいます。
破損・ひび割れ
排水トラップは主にプラスチック製のものが多く、経年劣化により破損やひび割れが生じることがあります。
設置から10年以上経過した排水トラップに不具合が見つかることが多いです。
破損の主な原因は以下の通りです。
破損の原因 | 具体的な症状 | 影響 |
---|---|---|
経年劣化 | プラスチックの硬化・脆化 | ひび割れから気密性が失われる |
温度変化 | 熱湯の使用による変形 | 接続部分の隙間拡大 |
物理的衝撃 | 洗濯機移動時の損傷 | 排水トラップの割れや欠け |
清掃時の損傷 | 強い洗剤による劣化 | 表面の腐食やもろくなり |
わずかなひび割れでも、そこから下水の悪臭が漏れ出してしまうため、早期の発見と交換が重要です。
設置不良・未設置
築年数の古い住宅では、排水トラップが設置されていない場合があります。
また、設置されていても正しく取り付けられていないケースも見受けられます。
排水トラップの設置不良には、以下のようなパターンがあります。
設置不良の場合、排水トラップの本来の機能である「封水による下水臭の遮断」が正常に働かないため、常時下水臭が上がってくる状態になってしまいます。
特に、DIYで洗濯機を設置された場合や、設備の古い賃貸物件では、排水トラップの存在自体を知らずに使用されているケースもあります。
このような場合は、適切な排水トラップの設置が必要です。
封水切れによる下水臭の逆流
封水とは排水管の途中に水を溜めて下水臭を遮断しておくための水です。
封水があることで下水からの悪臭や害虫の侵入を防いでいますが、蒸発して水が切れてしまうと室内に下水臭が上がってきます。
一か月以上、洗濯機を使っていない場合は要注意です。
封水が切れる原因
封水切れの主な原因は以下の通りです。それぞれの原因について詳しく説明いたします。
まず考えられるのが、長期間の洗濯機未使用による自然蒸発があります。
旅行や出張で家を空ける場合、または洗濯機を長期間使用しない場合、排水トラップ内の封水が徐々に蒸発してしまいます。
特に夏場は蒸発速度が早く、1週間程度でも封水が不足することがあります。
次に、排水時の強い吸引力による封水の流出です。
洗濯機の排水量が多い場合や、排水ホースの設置状況によっては、排水時に封水も一緒に吸い出されてしまう(サイフォン現象)ことがあります。
また、排水トラップ自体の不具合により、封水が正常に保持できない場合もあります。
これは排水トラップの構造的な問題や、設置時の不備が原因となることが多いです。
毛細管現象の影響
毛細管現象による封水切れは、見落とされがちですが重要な問題です。
排水トラップ内に髪の毛や糸くず、繊維などが蓄積すると、これらが毛細管のような働きをして封水を吸い上げてしまいます。
特に細い髪の毛が束になって排水トラップの封水部分に垂れ下がっている状態では、毛細管現象により封水が継続的に排水管側に吸い取られてしまいます。
この現象は徐々に進行するため、気づいた時には既に封水が完全に切れているケースが多いです。
毛細管現象を防ぐためには、排水トラップの定期的な清掃が不可欠です。
目に見える汚れだけでなく、細かい繊維や髪の毛も丁寧に取り除くことで、封水の正常な機能を維持できます。
症状別!洗濯機排水口の臭い対策方法

洗濯機の排水口から発生する臭いの程度によって、最適な対処法は異なります。
ですが、簡単に言ってしまえば【まめに掃除する」「部品を交換する」ことで改善できます。
あまり難しく考えずに、まずはキレイに掃除してみましょう。
症状レベル | 特徴 | 主な対策 | 作業時間の目安 |
---|---|---|---|
軽度 | かすかに下水臭がする程度 | 重曹・クエン酸での清掃 | 30分程度 |
中程度 | 明らかに臭いが気になるレベル | パイプクリーナーでの本格清掃 | 1〜2時間程度 |
重度 | 強烈な下水臭で生活に支障をきたす | 部品交換や専門対応 | 半日〜1日程度 |
軽度の臭い(予防レベル)
軽度の臭いは、早期対応により簡単な清掃で解決できる段階です。
この段階での適切なお手入れが、重度の臭い発生を防ぐ重要なポイントとなります。
重曹とクエン酸による日常的な清掃
軽度の臭いには、重曹とクエン酸を使った優しい清掃方法が効果的です。
これらの自然由来の成分は、環境に優しく安全性が高いため、日常的な清掃に最適です。
清掃手順は以下の通りです。
まず、洗濯機の電源プラグとアース線を抜いて安全を確保します。
次に、排水口周辺の目に見えるゴミや髪の毛を取り除きます。
重曹を大さじ2杯程度、排水口に直接振りかけてください。
その上からクエン酸を大さじ1杯程度振りかけ、40度程度のお湯をコップ1杯分注ぎます。
反応して発泡が始まったら30分程度放置し、最後に水で十分に洗い流します。
この方法は月に1回程度の頻度で行うことで、予防効果を発揮します。
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定期的に水を流す
封水切れによる軽度の臭いには、定期的な水の補充が最も効果的です。
特に、洗濯機を数日間使用していない場合に有効な方法です。
洗濯機を使用していない期間が続くと、排水トラップ内の封水が蒸発してしまいます。
このような状況では、バケツやじょうろを使って排水口に直接水を流し込みます。
水の量は、排水トラップの底から5センチ程度の高さまでが目安です。週に1回程度、コップ2〜3杯分の水を流すだけでも十分な効果が期待できます。
中程度の臭い(汚れ蓄積レベル)
中程度の臭いは、汚れの蓄積が進行し、本格的な清掃が必要な段階です。
この段階では、重曹とクエン酸だけでは十分な効果が得られないため、より強力な清掃方法を使用します。
パイプクリーナーを使った本格清掃
中程度の臭いには、市販のパイプクリーナーが効果的です。
パイプクリーナーは、ヘドロや髪の毛を化学的に分解するため、蓄積した汚れをしっかりと除去できます。
作業前に洗濯機の電源を切り、電源プラグとアース線を抜きます。
排水口の目皿や排水トラップを取り外し、パイプクリーナーを製品の指示に従って適量注入します。
通常、30分から1時間程度放置した後、大量の水で洗い流します。
取り外したパーツも同時に洗浄し、元の位置に正しく取り付けます。
パイプクリーナーを使用する際は、必ず換気を行い、皮膚や目に直接触れないよう注意してください。
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排水ホースの取り外し清掃
排水ホース内部の汚れが原因の場合、ホースを取り外しての徹底清掃が必要です。
ホース内部は通常の清掃では届かないため、分解清掃が効果的です。
まず、洗濯機から排水ホースを慎重に取り外します。
ホース内部の汚れ状態を確認し、重曹とクエン酸を溶かしたお湯をホース内に満たして1時間程度浸け置きします。
その後、ホース用のブラシや針金で物理的に汚れを除去し、十分に水で洗い流します。
汚れがひどい場合は、新しいホースへの交換も検討してください。
浸けおきするときは酵素系の洗剤もおすすめです。
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重度の臭い(専門対応レベル)
重度の臭いは、設備の根本的な問題や深刻な汚れの蓄積が原因となっている段階です。
この段階では、部品交換や専門的な対応が必要になる場合があります。
排水トラップの交換
経年劣化により排水トラップにひび割れや破損が生じている場合は交換が必要です。
排水トラップの機能不全は、下水臭の根本的な原因となるため確実な対処が重要です。
排水トラップの選定には、排水口のサイズと形状の確認が必要です。
一般的な洗濯機用排水トラップは、ホームセンターで購入できますが、特殊な形状の場合は専門の水道業者への相談をお勧めします。
交換作業では、既存のトラップを慎重に取り外し、新しいトラップを正確な位置に設置します。
設置後は、封水を適切なレベルまで補充し、動作確認を行います。
封水の補充・防止剤の使用
封水切れが頻繁に発生する場合、封水防止剤の使用が長期的な解決策となります。
防止剤は封水の蒸発を抑制し、安定した封水効果を維持します。
市販の封水防止剤は、排水トラップに直接投入するタイプが一般的です。
製品によって効果持続期間が異なりますが、通常2〜6ヶ月程度効果が続きます。
毛細管現象による封水切れが疑われる場合は、排水トラップ内の髪の毛や糸くずを完全に除去した後、防止剤を使用します。
封水防止剤は、トイレやキッチン、浴室でも使えますので長期間空き家にする場合にはおすすめです。
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水道業者に依頼した際の費用相場

洗濯機の排水口から発生する臭いを解消するために、水道業者に依頼する場合の費用相場をご紹介します。
作業内容によって料金が大きく変わりますので、事前に把握しておきましょう。
作業内容別の料金相場
洗濯機周りの臭い対策を水道業者に依頼する場合、以下のような作業内容と料金相場になります。
作業内容 | 料金相場 | 作業時間目安 |
---|---|---|
排水口の清掃・つまり除去 | 8,000円〜15,000円 | 30分〜60分 |
排水ホースの清掃・交換 | 10,000円〜20,000円 | 45分〜90分 |
排水トラップの設置・交換 | 15,000円〜25,000円 | 60分〜120分 |
防水パンの清掃・交換 | 20,000円〜40,000円 | 90分〜180分 |
排水管の高圧洗浄 | 18,000円〜30,000円 | 60分〜90分 |
上記料金には出張費や基本料金が含まれている場合とそうでない場合がありますので、依頼前に必ず確認しましょう。
また高圧洗浄は排水管の長さに比例して料金が上がっていきますので、事前見積もりは必須です。
追加料金が発生する可能性があるケース
水道屋さんに仕事を依頼する場合の注意点として、追加料金が発生することがあります。
例えば深夜料金です。
依頼する業者によって違いますので、先に確認しておきましょう。
深夜・早朝・休日対応
水道屋さんに緊急対応を依頼する場合は、追加料金が発生することが一般的です。
通常料金に加えて3,000円〜15,000円程度の割増料金がかかる場合があります。
部品交換が必要な場合
排水トラップや排水ホース、パッキンなどの部品交換が必要な場合は、部品代が別途必要になります。
部品代の目安は以下の通りです。
- 排水トラップ:3,000円〜8,000円
- 排水ホース:1,500円〜4,000円
- パッキン類:500円〜2,000円
洗濯場の排水口が臭いときの業者選びに迷ったら水道修理の比較&レビューにご相談ください

洗濯機の排水口から発生する臭いの対処を自分で行っても改善されない場合は、専門の水道業者に依頼することが最も確実な解決方法です。
ただし、水道修理業者は数多く存在するため、どの業者を選べばよいか迷ってしまう方も多いでしょう。
適切な水道業者選びをすることで、確実な修理と適正な料金での対応を受けることができます。
信頼できる水道業者を選ぶための重要なポイント
水道局指定工事店であることを確認する
排水つまり解消や排水トラップの交換といった洗濯機まわりの修理を依頼する際は、水道局指定工事店であるかを必ず確認してください。
水道局指定工事店には国家資格保持者が在籍しており、工事に必要な機材も適切に用意されています。
つまり、適切な知識や技術、設備を持っていると認められた水まわり工事のプロフェッショナルです。
一定水準以上の技術力が保証されており、トラブルの状態に応じて柔軟に対応してくれるでしょう。
見積の内訳が分かりやすく説明が丁寧かを確認する
見積の際に、内訳や作業内容を丁寧に説明してくれる業者に依頼することも非常に大切です。
洗濯機の修理ではどの箇所に問題があるかによって、かかる料金や必要な作業が大きく異なります。
丁寧な説明を受けられれば、内容に納得した上で修理を依頼できるでしょう。
提示された内容に疑問がある場合は、遠慮なく詳しい説明を求めることが重要です。
修理を依頼する場合の作業時間と料金の目安
作業時間の目安
洗濯機まわりの修理を依頼する場合、対応する箇所によって作業時間の目安が異なります。
修理内容 | 作業時間の目安 |
---|---|
排水管詰まりの改善 | 60分程度 |
パッキンの交換 | 20分程度 |
排水トラップの交換 | 90分程度 |
洗濯機移動を伴う修理 | 120分以上 |
作業時間の目安が気になる方は、修理を依頼する際に事前に確認しておくことをおすすめします。
料金の目安と注意点
下水臭さを解消するために洗濯機まわりの修理を依頼する場合、トラブルの状態や必要な作業によってかかる料金が大きく異なります。
例えば、単純な排水管の詰まり解消であれば比較的安価で対応可能ですが、排水トラップの交換や防水パンの交換が必要な場合は、部品代と工賃を合わせてより高額になる場合があります。
適正な料金で修理を受けるためには、複数の水道業者から見積を取得して比較検討することも大切です。
ただし、あまりにも安すぎる見積を提示する水道業者には注意が必要です。
後から追加料金を請求される可能性もあるため、事前に総額をしっかりと確認してください。
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