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エアコンのたまに起こる水漏れ|原因別の対処法と予防策を完全解説

エアコンのたまに起こる水漏れ|原因別の対処法と予防策を完全解説

エアコンからたまに水が垂れてくる現象にお困りではありませんか。
突然の水漏れは床や家具を濡らし、故障への不安も募りますよね。
実は、エアコンの水漏れの9割以上はドレンホースの詰まりやフィルターの汚れが原因で、適切な対処により解決できるものです。
この記事では、水漏れの根本原因から緊急時の対応方法、自分でできる解消法、業者依頼の判断基準まで詳しく解説します。
さらに、今後水漏れを防ぐための具体的な予防策もご紹介するため、読み終わる頃には安心してエアコンを使用できるようになるでしょう。

目次

エアコン水漏れの基礎知識

エアコン水漏れの基礎知識

エアコンから水が出るのは、実はエアコンが正常に動いている証拠です。

エアコンは部屋の暖かい空気を吸い込んで、内部の熱交換器で冷たい空気に変えて送り出します。
この時、空気中に含まれている水分が急激に冷やされることで水滴に変わるんです。

これを「結露」と呼びます。
夏場にキンキンに冷えたグラスの表面に水滴がつくのと同じ原理ですね。

エアコン内部で発生した水滴は、ドレンパンという受け皿に集められて、ドレンホースという排水管を通って屋外に排出される仕組みになっています。

エアコンの水の流れ説明
結露発生熱交換器で空気中の水分が水滴に変化
水滴収集ドレンパンで水滴をキャッチ
排水ドレンホースを通って屋外へ排出

エアコンから水が出ること自体は正常ですが、水が出る場所や量によって正常か異常かを判断できます。

正常な結露の特徴
  • 室外のドレンホースから水が出る
  • 冷房運転中に少量ずつ排水される
  • 湿度が高い日ほど水の量が多い
  • 送風口周辺に軽く水滴がつく程度
異常な水漏れの特徴
  • エアコン本体の左右から水がポタポタ垂れる
  • 送風口から水が飛んでくる
  • 床にまで水滴が落ちる
  • 壁を伝って水が流れる

特に注意したいのは、エアコン本体から直接水が垂れてくる場合です。
これは明らかに異常な状態で、すぐに対処が必要です。

私も過去に何度も現場で見てきましたが、正常な結露と異常な水漏れの見分け方を知っておくと、無駄な心配をしなくて済みますよ。

「いつもは大丈夫なのに、たまに水漏れする」というケースには、いくつかの特徴的なパターンがあります。

たまに起こる水漏れの主な特徴は以下の通りです。

発生タイミング考えられる原因特徴
梅雨時期・夏場湿度の影響湿度が高い日だけ水漏れする
長時間運転後ドレンホースの一時的な詰まり使い始めは問題なし
強風の日気圧変化風が強い日に限定
フィルター清掃後取り付け不良掃除後数日間のみ

特に多いのが、湿度が高い日だけ水漏れが発生するパターンです。これは、普段は問題なく排水できていても、結露量が多くなると排水が追いつかなくなるためです。

また、マンションなどの気密性が高い住宅では、気圧の変化によってドレンホースから水が逆流することもあります。この場合、「コンコン」という音が聞こえることが多いんです。

たまに起こる水漏れは、完全な故障ではないことが多いため、原因を特定すれば簡単に解決できるケースがほとんどです。
でも、放置していると本格的な故障につながる可能性もあるので、早めの対処をおすすめします。

次の章では、実際に水漏れが起こった時の応急処置について詳しく解説していきますね。

水漏れが起こったときの緊急対応

水漏れが起こったときの緊急対応

エアコンから水漏れが発生したら、まず落ち着いて適切な緊急対応を取ることが重要です。
間違った対処をしてしまうと、エアコンの故障や火災のリスクが高まってしまいます。

水漏れを発見したときの対応手順を順番に解説していきますので、慌てずに一つずつ実行してください。

エアコンから水漏れが確認できたら、最優先で電源を切る必要があります
これは安全を確保するための最も重要なステップです。

水漏れしている状態でエアコンを使い続けると、内部の電気系統に水が侵入してショートや基盤の破損を引き起こす可能性があります。
最悪の場合、火災の原因にもなってしまうんです。

手順操作内容理由
1リモコンで電源OFFまずは通常の方法で停止
2本体の電源ボタンを押すリモコンが効かない場合の対応
3電源プラグをコンセントから抜く完全に電力供給を遮断
4ブレーカーを落とすプラグに手が届かない場合

特に重要なのは、電源プラグをコンセントから抜くことです。
水が電源コードを伝ってコンセントに侵入すると、ショートして火花が散る危険性があります
コンセント周りにホコリが溜まっている場合は、その火花が引火して火事になることもあるので、必ず電源プラグを抜いてください。

電源を切ったら、次は被害が拡大しないように応急処置を行います
水漏れによる二次被害を最小限に抑えることが目的です。

まず、水漏れしている箇所の下にバケツやタオルを置いて、床や家具が濡れないようにしましょう。
フローリングや畳に水が染み込むと、腐食やカビの原因になってしまいます。

エアコン周辺にある家電製品や大切な物は、水がかからない場所に移動させてください。
特にテレビやパソコンなどの精密機器は水に弱いので、優先的に避難させることが大切です。

賃貸物件にお住まいの場合は、下の階への水漏れも心配ですよね。
エアコンの真下だけでなく、周辺の床もしっかりと拭き取って、水が床下に浸透しないように注意してください。

もし大量の水が流れ出している場合は、応急処置と並行して管理会社や大家さんにも連絡を入れておくと安心です。

応急処置が完了したら、水漏れの原因を特定するために確認すべきポイントをチェックしていきます。
原因がわかれば、適切な対処法を選択できます。

最初に確認するのは、屋外にあるドレンホースです。
エアコンの水漏れの約8割はドレンホースの不具合が原因なので、まずはここから調べてみてください。

確認箇所チェック内容異常のサイン
ドレンホース詰まり・曲がり・勾配水が流れない・逆流している
エアコンフィルター汚れ・目詰まりホコリで真っ黒・風量が弱い
室内機傾き・設置状況明らかに斜めになっている
配管結露・保温材の状態配管に水滴・保温材の劣化

ドレンホースをチェックするときは、排水口が何かで塞がれていないか、ホース自体が折れ曲がっていないかを確認してください。
植木鉢や物置などでホースの先端が塞がれているケースもよくあります

エアコンのフィルターも重要なチェックポイントです。
フィルターが汚れで目詰まりすると、内部で大量の結露が発生して排水が追いつかなくなることがあります。

室内機の設置状況も見てみましょう。
エアコンが水平に取り付けられていないと、ドレンパンに溜まった水が正常に排水されずに溢れてしまいます。
明らかに傾いている場合は、設置業者に相談が必要です。

これらの確認を行っても原因がわからない場合や、冷媒ガス不足による霜の発生が疑われる場合は、無理に自分で対処しようとせず、専門業者に相談することをおすすめします。

ドレンホースが原因の水漏れ対策

ドレンホースが原因の水漏れ対策

エアコンからの水漏れの約8割は、ドレンホースの不具合によるものです。
実は私たち水道修理のプロでも、エアコンの水漏れについて相談されることがよくあるんですが、多くの場合、ドレンホースをチェックすることで解決できてしまいます。

でも安心してください。
ドレンホースの問題は、正しい知識があれば自分で対処できることがほとんどなんです。
ここでは、ドレンホースのトラブルを根本から解決する方法を詳しく解説していきますね。

まず、ドレンホースがどういう役割を果たしているのかを理解しておきましょう。
これを知っておくと、なぜ水漏れが起こるのかがすぐに分かるようになります。

エアコンが冷房運転をすると、室内の暖かい空気と冷えた熱交換器の温度差で結露が発生します。
この結露水は、エアコン内部のドレンパンという受け皿に集まって、ドレンホースを通って屋外に排水される仕組みになっています。

ドレンホースは直径約1.5センチの蛇腹状のホースで、エアコン本体から屋外まで繋がっています。
通常は下向きの勾配をつけて設置されており、重力によって水が自然に流れ出るようになっているんです。

部品名役割トラブル時の症状
ドレンパン結露水の受け皿汚れると排水不良
ドレンホース屋外への排水路詰まりで逆流
排水口最終的な水の出口塞がれると水漏れ

ドレンホースの詰まりには、いくつかのパターンがあります。
原因によって対処法も変わってくるので、まずは何が詰まっているのかを見極めることが大切です。

ドレンホースの排水口は屋外に設置されているため、さまざまな異物が入り込みやすい環境にあります。
特に多いのが以下のようなものです。

葉っぱや小枝、泥、砂などの自然由来のゴミが最も一般的です。
風で飛んできた落ち葉が排水口を塞いだり、雨水と一緒に流れ込んだ土砂がホース内に溜まったりすることがあります。

また、建築工事の際のコンクリート片や塗料の欠けらなどが混入することも。
新築やリフォーム後に水漏れが始まった場合は、この可能性を疑ってみてください。

対処法としては、まず目視で確認できる大きなゴミを手で取り除きます。
その後、掃除機を使って詰まりを解消しましょう。
ドレンホースの排水口にタオルを被せてゴムで固定し、掃除機の吸引口を当てて3秒程度吸引します。
長時間吸い続けると掃除機が水分を吸い込んで故障の原因になるので注意が必要です。

ドレンホース内部は常に湿度が高い状態なので、カビや藻類が繁殖しやすい環境です。
特に夏場の高温多湿な時期には、ホース内壁にヌメリのような汚れが付着して、徐々に水の流れを阻害していきます。

この種の詰まりは、単純な吸引だけでは完全に除去できません。
市販のドレンホース専用クリーナーを使用するか、薄めた中性洗剤を流し込んで汚れを分解させる方法が効果的です。

ただし、洗剤を使用する場合は、エアコン本体に逆流しないよう十分注意してください。
作業前には必ずエアコンの電源を切り、洗剤が完全に流れ出るまで時間をおくことが大切です。

予防策として、月に一度程度、ドレンホースに水を流して内部を清浄に保つことをおすすめします。
これだけでも、カビや汚れの蓄積をかなり抑えることができます。

意外に多いのが、害虫によるドレンホースの詰まりです。
特にゴキブリやムカデなどは、湿度の高いドレンホース内を好む傾向があります。

害虫が入り込むと、虫の死骸がホース内に詰まったり、虫が運んできた餌や卵が蓄積したりして、水の流れを妨げることがあります。
また、生きている虫がホース内にとどまることで、物理的な詰まりを起こすケースも。

この問題への対策として最も効果的なのは、ドレンホースの排水口にドレンキャップや防虫ネットを取り付けることです。
ホームセンターで数百円程度で購入できるので、ぜひ設置しておきましょう。

すでに害虫が侵入してしまった場合は、まず市販の殺虫スプレーをホース内に噴射してから、掃除機で吸引する方法が有効です。
ただし、薬剤を使用する際は、エアコン本体への影響を考慮して、十分な換気と時間をおくことを忘れずに。

ドレンホース自体に詰まりがなくても、設置方法に問題があると水漏れが発生することがあります。
最も多いのが勾配不良による排水不良です。

ドレンホースは重力を利用して排水するため、必ず下向きの勾配がついている必要があります。
しかし、ホースが長すぎて波打っていたり、途中で上向きになっている箇所があったりすると、水が滞留して逆流の原因となります。

また、排水口が地面より高い位置にあったり、排水口周辺に水が溜まりやすい構造になっていたりする場合も、正常な排水ができません。

設置不良のタイプ症状対処法
勾配不足排水が遅い、逆流ホースの調整・交換
ホースの波打ち間欠的な水漏れ適切な長さにカット
排水口の高さ不良常時水漏れ排水口位置の変更
排水口の閉塞突然の大量水漏れ周辺環境の整備

設置不良の解決には、ドレンホースの経路を見直す必要があります。
ホースが波打っている場合は、適切な長さにカットして直線的な経路に変更しましょう。
どうしても長距離の配管が必要な場合は、途中に支持金具を設けて、確実に下向き勾配を保つことが重要です。

排水口の位置については、地面から少し離れた場所で、かつ水はけの良い場所を選ぶのがベストです。
コンクリートなどの硬い面に直接当たる位置は避け、土や砂利などの水を吸収しやすい場所に向けるようにしてください。

自分での対処が難しい場合は、エアコン設置業者に相談することをおすすめします。
ドレンホースの配管工事は、エアコンの性能に直接影響する重要な作業なので、不安がある場合はプロに任せるのが安心ですね。

エアコン本体の問題による水漏れ

エアコン本体の問題による水漏れ

エアコン本体に問題がある場合の水漏れは、適切なメンテナンスを怠ったことが主な原因です。
ドレンホースに異常がないのに水漏れが続く場合は、エアコン内部の問題を疑う必要があります。

私がこれまで対応してきた事例では、本体の問題による水漏れは放置すると症状がどんどん悪化していく傾向にあります。
早期発見・早期対応が重要になってきますね。

エアコンフィルターの汚れは、水漏れの最も多い原因の一つです。
フィルターが目詰まりを起こすと、エアコン内部の空気の流れが悪くなり、熱交換器で大量の結露が発生してしまいます。

フィルターが汚れた状態で使い続けると、本来ドレンパンで受け止めきれる量を超える結露水が発生してしまうんです。
その結果、水があふれ出してエアコンから水漏れが起こります。

特に以下のような状況だと、フィルターが原因の水漏れが起こりやすくなります。

状況水漏れリスク対処の緊急度
ペットを飼っている家庭高い1〜2週間に1回清掃
タバコを吸う環境非常に高い週1回清掃
道路沿いの住宅高い2週間に1回清掃
料理をよくする家庭中程度2〜3週間に1回清掃

フィルターの汚れによる水漏れかどうかは、エアコンをつけてから30分程度で症状が現れるかどうかで判断できます。使用開始から短時間で水漏れが発生する場合は、フィルターの目詰まりを疑いましょう

エアコンの冷媒ガスが不足すると、熱交換器に霜が付いて水漏れの原因になります。
冷媒ガスは本来、適切な温度で熱交換を行うために必要な物質です。

私の経験では、冷媒ガス不足による水漏れには特徴的な症状があります。
まず、エアコンの効きが明らかに悪くなります。
そして、室内機の熱交換器部分に白い霜が付いているのが目視で確認できることが多いです。

冷媒ガス不足が起こる主な原因は以下の通りです。

  • 経年劣化による配管からの微細な漏れ
  • 設置時の配管接続不良
  • 室外機への衝撃による配管損傷
  • 地震や強風による配管の緩み

冷媒ガス不足による水漏れは、個人では対処できません
専門業者による冷媒ガスの補充が必要になります。無理に使い続けると、コンプレッサーの故障につながり、修理費用が高額になってしまいます。

冷媒ガス不足のサインとして、エアコンから「シューシュー」という音が聞こえることがあります。
また、室外機の配管部分に氷が付いている場合も冷媒ガス不足の可能性が高いです。

エアコンの内部部品の劣化は、長年の使用によって避けられない問題です。
特に水漏れに直結する部品として、ドレンパン、内部配管、シロッコファンなどの劣化があります。

私がよく遭遇するのは、ドレンパンの経年劣化による水漏れです。
ドレンパンはプラスチック製のことが多く、10年以上使用すると材質が劣化してひび割れが生じることがあります。

内部部品の劣化による水漏れの特徴を以下にまとめました。

劣化部品症状発生時期の目安
ドレンパン本体下部からの持続的な水漏れ10〜15年
内部配管断続的な水漏れ、異音8〜12年
シロッコファン送風口からの水飛散12〜18年
熱交換器フィン大量の結露水10〜15年

内部部品の劣化による水漏れは、根本的な解決には部品交換が必要になります。
ただし、古いエアコンの場合は部品の入手が困難だったり、修理費用が新品購入費用に近くなったりすることもあります。

特に15年以上使用しているエアコンで内部部品の劣化による水漏れが発生した場合は、買い替えを検討した方が経済的な場合が多いです。
私がお客様にアドバイスする際も、修理費用と新品価格を比較して判断することをおすすめしています。

内部部品の劣化を早期発見するためには、定期的なプロによる点検が効果的です。
年1回程度、エアコンクリーニングと併せて内部点検を行うことで、劣化の兆候を早めに発見できます。

環境要因による水漏れ対策

環境要因による水漏れ対策

エアコンの水漏れは、室内の環境条件が大きく影響しているケースが多いんです。
特に、湿度や気密性、外部からの雨水侵入などの環境要因を理解して対策することで、水漏れトラブルを予防できます。

私たち水道修理のプロが現場で見てきた経験から言うと、環境要因による水漏れは適切な対策を取れば確実に防げるものです。
でも、意外と見落としがちなポイントもあるので、しっかりと確認していきましょう。

室内の湿度が高すぎると、エアコン内部で大量の結露が発生してしまいます。
通常、エアコンからの排水は正常な現象ですが、湿度が異常に高い状態では排水処理が追いつかなくなってしまうんです。

特に梅雨の時期や真夏日には、部屋の湿度が70%を超えることもよくあります。
こんな時にエアコンをフル稼働させると、熱交換器での結露量が増えて、ドレンパンから水が溢れてしまうことがあるんです。

湿度レベルエアコンへの影響対策方法
40~60%(適正)正常な結露量特別な対策不要
60~70%(やや高い)結露量が増加除湿運転の併用
70%以上(高湿度)水漏れリスク大除湿器使用、換気強化

湿度管理のポイントは、除湿機能を効果的に使うことです。冷房だけでなく、除湿運転も組み合わせることで、快適な湿度レベルを保ちながら水漏れを防げます。
また、お風呂や洗濯物の室内干しなど、湿度を上げる要因を控えることも大切ですね。

最近のマンションやアパートは気密性が高く設計されているため、ドレンホースからの排水がうまくいかない場合があります。
これは気圧の関係で起こる現象なんです。

室内の気圧が屋外より高くなると、ドレンホース内で水が逆流してしまいます。
その結果、「コンコン」という連続音が聞こえたり、実際にエアコンから水漏れが発生したりするんです。

気密性による問題の解決方法は意外と簡単で、窓を少し開けて室内外の気圧差を調整するだけで改善することが多いです。
特に以下のような状況では注意が必要です:

  • 新築のマンションやアパート
  • 高層階の住居
  • 24時間換気システムが不調な物件
  • 強風時や台風接近時

根本的な解決策としては、ドレンホースに「逆流防止弁」を取り付ける方法もあります。
これは私たちプロがよく使う対策で、気圧差による逆流を物理的に防いでくれるんです。
ホームセンターでも購入できるので、気密性の高い住宅にお住まいの方は検討してみてください。

エアコンの水漏れ原因として見落としがちなのが、配管を通じた雨水の侵入です。
特に、室外機がエアコン本体より高い位置に設置されている場合は要注意なんです。

雨水侵入が起こりやすいポイントを整理してみると:

侵入箇所原因防止策
化粧カバーの継ぎ目経年劣化による割れ防水テープで補修
壁貫通部シーリング材の劣化コーキング材で再施工
ドレンホース接続部接続の緩みクランプで固定強化
電線管内部防水処理不備防水キャップ設置

雨水侵入を防ぐためには、定期的な点検が欠かせません。
特に、台風シーズンの前後には、配管まわりの防水処理に問題がないかチェックすることをおすすめします。

化粧カバーにひび割れや変色が見られる場合は、紫外線による劣化が進んでいる証拠です。
このままにしておくと、雨水が配管を伝ってエアコン本体に流れ込んでしまいます。

また、ベランダや屋上に設置された室外機の場合は、排水トレーの詰まりにも注意が必要です。
落ち葉やゴミが溜まると、雨水が溢れて思わぬところから侵入することがあるんです。

防水対策で特に重要なのは、壁の貫通部分のシーリング処理です。
ここが劣化すると、雨水が壁内部に侵入して、最終的にはエアコンまで到達してしまいます。
コーキング材は3~5年程度で交換時期を迎えるので、定期的なメンテナンスを心がけましょう。

水漏れの修理・依頼について

水漏れの修理・依頼について

エアコンの水漏れが解決できない時は、適切な業者に依頼することで確実に問題を解決できます
ただ、自分で直せる範囲を知っておくことで、余計な出費を避けることができるんです。

水漏れの原因によって依頼先が変わってくるので、まずは原因を見極めることが大切ですね。

実は、エアコンの水漏れの多くは自分で解決できるケースが多いんです。
特にドレンホースの詰まりやフィルター汚れが原因の場合は、DIYで対処可能です。

具体的には、以下のようなケースなら自分で対処できます。

対処可能な症状対処方法必要な道具
ドレンホースの詰まり掃除機での吸引、ドレンポンプの使用掃除機、タオル、ドレンポンプ
フィルターの汚れ取り外して水洗い中性洗剤、スポンジ
軽微な結露風向調整、湿度管理特になし
ドレンホースの勾配不良ホースの位置調整特になし

でも、無理は禁物です。電気系統に関わる作業や、高所での作業は避けた方が安全ですよ。

自分で対処しても水漏れが止まらない場合は、プロの力を借りることで根本的な解決ができます
症状や原因によって適切な業者が変わってくるので、しっかりと見極めることが重要です。

特に以下のような症状が見られる時は、迷わず業者に相談しましょう。

エアコン内部の汚れが原因の水漏れには、ハウスクリーニング業者が最適です。
高圧洗浄や専用洗剤を使って、素人では手の届かない部分までキレイにしてくれます。

依頼すべきケース:

  • フィルター掃除をしても水漏れが止まらない
  • エアコンから酸っぱい臭いがする
  • 熱交換器にカビが付着している
  • 内部のシロッコファンが汚れている
  • 長期間クリーニングしていない

ハウスクリーニング業者なら、ダスキンやおそうじ本舗などの大手から、地域密着型の業者まで選択肢が豊富です。
複数社から見積もりを取ることで、料金とサービス内容を比較できますよ。

本体の故障や部品交換が必要な場合は、エアコン修理業者やメーカーサービスに依頼しましょう。
家電量販店の修理サービスも利用できます。

依頼すべきケース:

  • 冷媒ガス不足による霜付き
  • ドレンパンの破損
  • 内部配管の不具合
  • 制御基板の故障
  • 設置不良による水漏れ

ビックカメラやヤマダ電機などの大手家電量販店では、購入時の保証サービスも充実しています。保証期間内なら無料で修理してもらえる可能性が高いので、まずは購入店に相談してみてください。

賃貸物件の場合は、まず管理会社や大家さんに連絡することが鉄則です。
勝手に業者を呼んでしまうと、後でトラブルになる可能性があります。

対応の流れ:

  1. 管理会社または大家さんに状況を報告
  2. 経年劣化か使用者の過失かを判断してもらう
  3. 修理業者の手配を相談
  4. 費用負担について確認

一般的に、エアコン本体の故障や設置不良による水漏れは大家さん負担、日常的な掃除不足が原因の場合は入居者負担となることが多いです。
ただし、契約内容によって異なるので、必ず事前に確認しておきましょう。

エアコンの水漏れ修理にかかる費用は、原因と作業内容によって大きく変わります
事前に相場を知っておくことで、適正価格かどうかを判断できますよ。

修理内容費用相場作業時間
ドレンホース清掃3,000円〜8,000円30分〜1時間
エアコンクリーニング(壁掛け)8,000円〜15,000円1時間〜2時間
エアコンクリーニング(お掃除機能付き)15,000円〜25,000円2時間〜3時間
冷媒ガス補充10,000円〜20,000円1時間〜2時間
ドレンパン交換15,000円〜30,000円2時間〜4時間
基板交換20,000円〜50,000円2時間〜3時間

出張費や診断料が別途かかる場合もあるので、依頼前に必ず確認してください。
複数の業者から見積もりを取ることで、適正価格を見極めることができます。

また、保証期間内や延長保証に加入している場合は、まずメーカーサービスに連絡することをおすすめします。
無料で修理してもらえる可能性が高いですからね。

水道修理業者はエアコンの水漏れに対応できないので注意が必要です。
エアコンは家電製品のため、水道設備とは異なる専門知識が必要なんです。間違った業者に依頼しないよう、気をつけてくださいね。

水漏れ予防の定期メンテナンス

水漏れ予防の定期メンテナンス

エアコンの水漏れを防ぐには、日頃から小まめなメンテナンスを心がけることが何より重要です。
私も長年水道関連の仕事をしていますが、予防こそが最もコストパフォーマンスの良い対策だと感じています。

ここでは、誰でも簡単にできる日常点検から、季節に応じたお手入れ方法まで、実践的なメンテナンス術をご紹介しますね。

毎日とは言いませんが、エアコンを使う時期には週に1回程度、以下のポイントをチェックしてみてください。
実は、ちょっとした変化に気づくだけで大きなトラブルを防げるんです。

点検箇所チェックポイント異常のサイン対処方法
フィルター汚れ具合と目詰まりホコリで真っ白、風量が弱いすぐに掃除機で吸引
送風口水滴の有無と結露状態大量の水滴、連続的な滴り一度運転停止して乾燥
ドレンホース排水状況と詰まり水が流れない、逆流音掃除機で吸引清掃
室外機周辺障害物と排水経路植木鉢等でホース圧迫障害物の移動

特に、ドレンホースの排水確認は本当に大切です。
エアコンを使っている時に、室外機の近くでホースから水がちゃんと出ているかを見てみてください。
出ていなかったら要注意ですよ。

また、フィルターの汚れは見た目で分かりやすいので、「あ、汚れてるな」と思ったらすぐに対処しましょう。
放っておくと結露が増えて水漏れの原因になってしまいます。

エアコンって実は季節によってお手入れのポイントが変わるんです。私がお客様にお伝えしている、季節に応じた効果的なメンテナンス方法をご紹介しますね。

春は本格的なエアコンシーズンに向けた準備期間です。冬の間に溜まったホコリを徹底的に除去しましょう。

  • フィルターの水洗いと完全乾燥
  • ドレンホース内の冬期詰まり物除去
  • 室外機周辺の落ち葉や枯れ草の清掃
  • リモコンの電池交換

特に、ドレンホースに虫や小動物が入り込んでいることがあるので、春の清掃時にはしっかりチェックしてくださいね。

一番エアコンを使う時期なので、こまめなチェックが重要です。でも、使用中の清掃は控えめにして、日常点検に重点を置きましょう。

  • 週1回のフィルター掃除機がけ
  • ドレンホース排水確認(毎日)
  • 送風口の結露チェック
  • 設定温度の見直し(急激な冷却は結露の原因)

真夏は湿度も高くなるので、結露が発生しやすい条件が揃っています
設定温度を極端に下げすぎないことも、水漏れ予防には効果的ですよ。

使用頻度が下がる時期だからこそ、しっかりとしたメンテナンスのチャンスです。来年も快適に使えるように、念入りにお手入れしましょう。

  • フィルターの完全清掃と交換検討
  • ドレンホースの徹底清掃
  • 内部送風運転で湿気除去
  • 室外機の汚れ除去

暖房使用時も実は結露は発生します。また、次のシーズンに向けた準備期間でもありますね。

  • 暖房運転後の内部乾燥
  • ドレンホースの凍結防止対策
  • 室外機周辺の雪かき
  • フィルターの定期清掃継続

寒い地域では、ドレンホースの凍結による水漏れも起こりえます。
保温材を巻くなどの対策も検討してみてください。

正直に言うと、日常のお手入れだけでは限界があるのも事実です。
年に1〜2回のプロによる本格清掃は、水漏れ予防に絶大な効果があります。

私たちプロが行う清掃は、一般の方では手の届かない内部まで徹底的にキレイにします。具
体的には以下のような作業を行います。

清掃箇所使用する道具・薬剤効果頻度目安
熱交換器(アルミフィン)高圧洗浄機、専用洗剤結露水の正常な流れを確保年1回
ファン・送風部分解清掃、アルカリ洗剤カビ・汚れによる詰まり解消年1回
ドレンパン取り外し清掃、除菌剤排水機能の完全復活年1〜2回
ドレンホース内部専用洗浄機器、高圧洗浄詰まりの根本的解消年1回

特に、ドレンパンやファン部分の清掃は、素人では絶対に無理な作業です。
ここに汚れが蓄積すると、確実に水漏れの原因になってしまいます。

プロの清掃を受けたお客様からは、「水漏れが完全になくなった」「エアコンの効きが良くなった」「電気代が安くなった」という声をよくいただきます。
初期費用はかかりますが、長期的に見れば絶対にお得だと思いますよ。

また、プロの清掃を受ける際は、「水漏れ予防を重視してほしい」と伝えてください。
業者によって力を入れる部分が違うので、排水関連を特に念入りにやってもらうと効果的です。

でも、プロに頼むからといって日常のお手入れを怠ってはダメですよ。
日常メンテナンス+定期的なプロ清掃の組み合わせが、水漏れ知らずのエアコンを保つ最強の方法なんです。

まとめ

エアコンのたまに起こる水漏れは、主にドレンホースの詰まりや設置不良、フィルター汚れが原因です。私の経験上、定期的なフィルター清掃とドレンホースの点検を行うことで、ほとんどの水漏れトラブルは予防できます。しかし、冷媒ガス不足や内部部品の劣化が疑われる場合は、無理に自分で対処せず専門業者に依頼することが重要です。早期発見と適切なメンテナンスにより、快適なエアコン環境を維持できるでしょう。

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