トイレ詰まり修理の費用ってどれくらい？料金相場は？修理費用を安く済ませるポイントも解説

『突然のトイレ詰まり…。早く直したいけど修理の料金や相場がわからなくて不安』
このようなケースやご相談がよくあります。

そもそも、近年ではトイレ詰まりに遭遇することなんて経験の無い方が多いのではないでしょうか。
水道修理業者はぼったくりが多いのではないかと不安になってしまうのは当然のことかと思います。

ですが安心して下さい。
この記事では、トイレ詰まりを修理する際の料金相場を詳しく解説していきます。
また、自分でトイレ詰まりを直すことができれば費用を安く抑えることもできますので、直し方や修理費用を抑えるポイントも併せてご紹介します。

トイレ詰まり修理の料金相場

トイレ詰まり修理の料金相場は『￥1,000～￥30,000』です。
費用に大きな差があるのは『自分で詰まりを直す場合』と『水道修理業者に依頼する場合』で必要な費用が変わってくるためです。
さらに、【何が詰まっているのか？】【どこで詰まっているのか？】でも必要な修理作業が変わってきますので、修理料金も変動します。

ですが、必要な作業や工具、料金相場は決まっていますので、作業別に相場を把握しておけば安心です。
では、自分で直すのか？水道屋さんに依頼するのか？の二つに分けて解説していきます。

自分でトイレ詰まりを直す場合の料金相場

自分でトイレ詰まりを直すためには、必ず詰まり抜きの工具が必要になってきます。
ですが、人件費は浮きますので修理費用はかなり安く抑えられます。

工具を持っていない方が自分でトイレ詰まりを直した際の相場は『￥500～￥3,000』です。
ただし、配管が完全に詰まっていたり、排水桝の詰まりがある場合には高圧洗浄機やトーラーなどの排水管洗浄用の栓も機材が必要になります。
このような機材は数万円から数十万円するような工具になりますので、自分で直せない場合は水道修理業者へ依頼しましょう。
▶参考記事：排水管の高圧洗浄費用はいくらが相場？戸建てとマンションの違いも解説

手軽に自分でトイレ詰まりを直せる工具は、ラバーカップかパイプクリーナー（真空式かワイヤー式）です。
薬剤のものもありますが、薬剤は即効性が薄いため、ここでは省きます。

上記の工具を常備しておけば、軽度のトイレ詰まりは自分で修理することができます。
一度購入してしまえば何度でも使えるので、コスパ最強です。
デメリットとしては、工具を保管しておく場所の確保や、使用後のメンテナンスが挙げられます。

▶参考記事：ラバーカップ（スッポン）の使用方法
▶参考記事：真空式パイプクリーナーでトイレ詰まりに対処するには

水道修理業者にトイレ詰まり修理を依頼した場合の料金相場

トイレ詰まり修理を水道修理業者へ依頼した際の料金の内訳は『出張費（訪問する費用）』+『基本料金』+『作業工賃』となります。
これらを足した金額が修理料金となります。
そのため、相場を知る為には必ず総額で覚えておくようにしましょう。

上記がトイレ詰まり作業の料金相場です。
比較的軽作業である圧縮ポンプ作業でも、出張費や基本料金を入れると￥10,000程度は必要となります。

また、高圧洗浄や便器の脱着作業が必要になると一気に料金が上がりますので、水道修理業者に依頼をする際には事前に見積をしてもらいましょう。
特に異物を便器の奥や排水管に詰まらせてしまった場合は高額になりやすいです。

ぼったくりの被害に合わないためにも、上記の相場表は頭の片隅に入れておいてください。
自宅に来た修理作業員から決断を急かされたり不安をあおられても、焦らずにじっくりと検討して下さい。
少しでも不安を感じた場合は、見積が無料の水道屋さんに相見積もりを取ってもらいましょう。

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自分で直せない時は信頼できる水道屋さんに相談しよう

『自分でやってみたけれど、トイレの詰まりが抜けなかった』
『どんな症状の時は水道屋さんに相談するべき？』

このような疑問もあるかと思います。
水道屋さんに相談したほうが良いケースをご紹介します。

このようなケースでは、自分で直すことは難しくなります。
早めに水道屋さんに相談して、原因を特定してもらい見積をしてもらいましょう。
このようなトイレ詰まりの症状であっても、慌てずに相見積もりを取るのがベストです。

ではなぜ上記のケースでは水道屋さんに相談すべきなのかを簡単に解説します。

スマホやおもちゃなどの硬いものが詰まった

トイレにスマホや子供のおもちゃを流してしまったケースは意外と多いです。
例えば、ズボンの後ろのポケットに入れていたスマホが便器内に落ちてしまい、気付かずに流してしまうようなパターンです。

このような水に溶けない固形物は便器内か排水管で必ず詰まってしまいます。
取り出すためには便器の脱着作業がなどの専門作業が必要になります。

そのため、固形物を流してしまった場合は水道屋さんに相談するようにしましょう。

▶参考記事：自分でトイレの便器を取り外して詰まりを解消する方法

便器の水があふれる（全く流れない）

トイレの水を流した直後、全く水が流れていかずに便器から汚水があふれてしまうケースがあります。
便器から水があふれるような場合は、排水管や便器が完全に詰まっているときに発生します。

排水経路のどこが完全に塞がっている状態の為、原因を見極めるには知識や経験が必要です。
また、詰まりを抜くにしても高圧洗浄やトーラーを使った専門的な作業が必要になることが多いです。

なぜか突然トイレが詰まった

普段通りにトイレを使用していたのに、突然トイレが詰まってしまうケースがあります。
この様な場合も自分では対処せずに水道屋さんに相談しましょう。

このような詰まる原因に心当たりがない場合は、排水経路に問題があることが多いです。
古いお家では排水管内が尿石で詰まっていたり、集合住宅なら建物内の排水の問題の可能性があります。

外のマンホールがあふれている

屋外にあるマンホール（排水桝）から、トイレットペーパーや汚物があふれていることがあります。
このような場合は周囲に悪臭を放つので、すぐに気付けると思います。

ですが、排水桝があふれているような重度の詰まりでは、屋外の排水管や排水経路に問題が生じていて専門知識と工具が必要となります。

家中の排水の流れが悪い

家中の排水の流れが悪い場合は、屋外の排水桝や浄化槽が詰まっている可能性が高いです。
このようなケースでも、自分での対処は難しくなるので水道屋さんに相談しましょう。

自分でトイレ詰まりを直せるのはどんなとき？

自分でトイレ詰まりを直せれば修理料金を節約できます。
次に、自分で直せるトイレ詰まり例をご紹介します。

トイレットペーパーを多く使いすぎて詰まっている

トイレットペーパーを使いすぎてしまうと便器が詰まることがあります。
特にダブルのトイレットペーパーのときは注意が必要です。

ですが、トイレットペーパーは水溶性で、水を吸収すると短時間でバラバラになっていきます。
その為、水を流したりラ、バーカップ（スッポン）で圧力を加える事でトイレ詰まりを解消できます。

ただし、これはトイレットペーパーあればの話です。
同じ紙でも、ティッシュペーパーやお掃除シートは水に溶けませんので、絶対にトイレに流さないようにしましょう。

便秘で大便を大量に流した

便秘の方は、便器内がいっぱいになってしうほどの大便が出てしまう事があります。
一度に流せる便の量にも限界がありますので、あまりに大量の便を流した時には詰まってしまいます。

ですが、便も水溶性のため、時間が経てば柔らかくなり流れていきやすくなります。
トイレットペーパー詰まりの時と同様に、ラバーカップや50℃くらいのお湯を流していくことで、自分で対処することが可能です。

意外と簡単！トイレ詰まりを自分で修理する方法

実際に、トイレ詰まりを自分で解消する方法をご紹介します。
ラバーカップかパイプクリーナー（真空式かワイヤー式）を必ず用意して下さい。
※ホームセンターなどで購入できます。

ラバーカップ（スッポン）でトイレ詰まりを直すやり方

ラバーカップ（スッポン）は日本人であれば誰しも目にした事があると思います。
学校で使った事がある方も多いのではないでしょうか。

ですが、ラバーカップの使い方にはコツがあります。
重要なことは『引く』ことです。
よく勘違いされていますが、押すのではなく引くことが大切です。

• ラバーカップの先端を便器の穴に押し込む（水に浸かるように）
• 一気に引く（水はね注意）
• 3回～5回ほど繰り返す（水が減ったら足して下さい）
• 最後に便器内に水を入れてみて水位が上がってこないか確認する

▶参考記事：トイレ詰まりの時のラバーカップの使用方法とコツ

お湯を流して詰まりを改善するやり方

トイレットペーパー詰まりや大便の詰まりであれば、50℃前後のお湯を便器内に流すことで詰まりを解消できることがあります。
お湯を流す方法は工具が必要ないので手軽に試すことができます。
注意点としては熱湯などの熱いお湯を流さない事です。
便器は陶器でできているので、急な温度変化や熱湯には耐えられず割れてしまうことがあります。

• 50℃のお湯を作る（沸騰したお湯と水を1：1で混ぜる）
  ※気持ち程度、水を多めにして下さい
• 便器内にお湯を流し込む
• 30分ほど放置する
• 最後に便器内に水を入れてみて水位が上がってこないか確認する

▶参考記事：トイレ詰まりにお湯を活用！いますぐ試せる簡単な解決法

パイプクリーナーを使ってトイレ詰まりを解消するやり方

真空式でもワイヤー式でも、パイプクリーナーを使った方法が一番成功率が高いです。
ラバーカップよりも値段が高いですが、おすすめはパイプクリーナーです。

真空式パイプクリーナーの場合は、ラバーカップと同様に『先端を便器へ押し当てて引き抜く』を繰り返します。
ワイヤー式パイプクリーナーの場合は、ワイヤーの先端を便器内へ挿入しハンドルを回しながら押し込んでいきましょう。

トイレ詰まりの修理業者を選ぶポイント

トイレ詰まりを修理できるのは、主に水道屋さんです。
ですが、水道屋さんの中にはぼったくり業者も存在しているので注意が必要です。

以下の悪徳業者を見極める方法を参考にして、ぼったくり被害に合わないようにして下さい。

上記にひとつでも当てはまる業者には注意しましょう。

トイレ詰まりの修理費用を少しでも安くするには

トイレ詰まりを直したいけれど、できるだけ費用は押さえたいものです。
水道修理業者に依頼しても料金を安く済ませコツをっこっそり紹介します。

• 作業工賃の相場を把握しておく
• 見積無料+出張料金無料の水道屋さんを選ぶ
• 割引を活用する
• 早朝や夜間の依頼は控える
• クレジットカード払いができる業者を選ぶ

上記全てに当てはまる水道屋さんを選びましょう。
むだな料金は省き、割引を適用し、クレジットカードのポイントを貯めることでお得に修理することができます。

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