水漏れのトラブルが起きてしまうと、水の止め方がわからなくて焦ってしまったことはないですか?
- 蛇口のレバーが折れて水が止まらない
- お風呂場の蛇口の切替レバーが回らなくなった
- トイレの水が流れっぱなし
- 外の蛇口にぶつかって折れてしまった
など水漏れトラブルは毎日のように起きています。
いざというときの為に水を止められるように応急処置の方法だけは覚えておきましょう。
戸建ての場合とマンションの場合で止水栓の位置が異なりますので、分けて解説していきます。
水漏れトラブルの応急処置の方法
水漏れトラブルが起きた場合は【止水栓】を閉めることで、とりあえず全ての水を止めることができます。
まずは焦らず落ち着いて止水栓を閉めましょう。
止水栓の場所(戸建て)
戸建ての場合の止水栓は、お家の敷地内の地面に埋まっていることがほとんどです。
以下の手順で確認してみて下さい。
- 玄関から道路までの地面を確認する。駐車場も。
- 「止水栓」もしくは「量水器」と書かれているフタを探す。
- 見つけたらフタを開ける
- 止水栓を時計回り(右回し)にひねる。
- 回らないところまで止水栓をまわす。
以上で止水は完了できているはずです。
止水栓を探すときのポイントは【玄関から道路付近の地面】+【量水器or止水栓と書かれたフタ】を見つける事です。
いざという時の為に、止水栓を知らない方は一度確認してみてください。
止水栓の場所(マンションなどの集合住宅)
マンションなどの集合住宅では、止水栓の位置が建物ごとに異なります。
入居される際に不動産屋さんや大家さんに確認しておくのが一番です。
自宅の止水栓の場所を知らない方は以下の手順で確認してみて下さい。
パイプスペース内に止水栓がある場合
- 玄関(外側)の扉の横にパイプスペースがないか確認。
- パイプスペースの扉を開ける。
- こぶしくらいのサイズの水道メーターを探す。
- 水道メーターを見つけたらすぐ横にハンドルやレバーが付いていないか確認する。
- ハンドルやレバーを右回り(時計回り)にいっぱいまで回す。
これで止水は完了です。50%くらいの住宅はパイプスペース内に止水栓があると思います。
パイプスペース内に止水栓がない場合
- 共用部分を探す。エレベーターホールの扉の中や、1階の地面など
- 止水栓が入っていたら自分の部屋番号を探す。
- 自分の部屋番号がどれかわからない場合は大家さんへ確認を取りましょう。
- 止水栓が見つからない場合は、大家さんか不動産屋さんへ連絡をとってみましょう。
建物によっては検針がしやすいように「水道メーターをひとつの場所にまとめて設置している場合」があります。
また分譲マンションでは見栄えを優先してわかりにくい位置に止水栓があることもあります。
水漏れトラブルが起きた際に焦らないでいいように事前に止水栓の位置を確認しておきましょう。
止水栓の閉め方
止水栓を無事に見つけたら、水漏れを止めるために止水栓を閉めましょう。
閉め方は簡単です。
【ハンドル or レバーを時計回りにまわす】だけです。
寒い地域の止水栓の場合は特殊な棒が必要な場合もあります。このような場合は水道局へ連絡して下さい。
またハンドルが固くて回らないときもあります。
原因は水圧が掛かっている事とサビで固まっている事です。
力任せに回そうとして配管を揺らしたりすると、折れてしまったりすることがあるので注意して下さい。
止水栓の閉め方がわからない場合はコチラを参考にしてみて下さい。
多少形状が違う事もありますが、基本的には同じです。
止水栓は他にもある
上記ではお家全体の給水を止めるための止水栓をご案内しました。
ですが、実はキッチンの下やトイレの中など水道設備周辺にも止水栓がついていることもあります。
設備ごとに止水栓がついていればそこで水を止めることができるので、「お家全体の水が出なくなってしまう」といった事を防げます。
予防として止水栓を付けておくこともおススメです。
トイレの止水栓
トイレ内にはほとんどの場合、止水栓が付いています。
なぜならトイレタンク内の部品交換の頻度はそれなりにあり、部品交換や修理をおこなう際には必ず水を止めて作業しなければなりません。
トイレの止水栓の位置を確認しておけば【水が流れっぱなし】などのトラブルの際に応急処置ができます。
トイレの止水栓の探し方
- トイレのタンクに繋がっている配管(パイプ)を確認します。
- 配管(パイプ)をたどり、90度に曲がっている部分を探します。
- 90度に曲がっている部分の先端に、「マイナスドライバーが入る切れ目」か「ハンドル」がついていないか確認します。
- マイナスドライバーで止水栓を時計回り(右回し)にひねる。
- 回らないところまで止水栓をまわす。
以上でトイレだけの止水ができます。
マイナスドライバーがない場合は硬貨でも代用できます。細くて硬いものならなんでもOKです。
ハンドルタイプの止水栓の場合は、蛇口と同じように時計回りにひねるだけです。
キッチンの止水栓
キッチンや台所にも止水栓が付いている場合があります。
蛇口の部品交換や食洗器などのメンテナンスがしやすいようにです。
止水栓が付いていない事も多々ありますので一度確認してみましょう。
キッチンの止水栓の探し方
- シンクの下の扉を開きます。
- 蛇口の下にお湯(給湯管)と水(給水)用の配管(パイプ)が繋がっているはずです。
- その配管をたどると蛇口のハンドルのようなものが付いています。
- ハンドルを時計回りに回す。(給湯と給水両方閉めます)
- 回らないところまで止水栓をまわす。
以上でキッチンの止水は完了です。
キッチン下に止水栓があれば、「蛇口の水が止まらない」「蛇口が折れて水が出っぱなし」などの応急処置が可能です。
キッチンと同じような形で洗面台の下に止水栓が付いていることもあります。
止水栓が付いていることが多いのはトイレとキッチンのみです。
それ以外で水漏れした場合には大元の止水栓で応急処置をしましょう。
応急処置のあとは?
水漏れの応急処置ができたあとは必ず修理が必要です。
自分の希望に合わせて、必要なところへ連絡しましょう。
余裕があるときは必ず複数の会社で見積もりを取りようにして下さいね。
水道修理業者選びを迷っている人向け|おすすめ修理会社5選
すぐに修理したい
すぐに修理したい場合は緊急系の水道設備工事店に連絡しましょう。
水道修理業者ランキングはこちら
ただしできれば複数の業者で見積を取ってから作業をしてもらって下さい。
ここ数年で高額請求などのトラブルを目にすることが多いです。
トップページにあるランキング業者であれば「大手の安心感」「大手だからこそ変なことはできない」「アフターフォーロー」「水道局指定工事店」などの条件がそろっていますし、当日中に修理に来てくれるはずです。
費用を安く抑えたい
費用を安く抑えたい場合は、日中に営業している近くの水道修理屋さんへ連絡しましょう。
個人で営業されていたり広告費が掛かっていない分、料金も抑えられるはずです。
ただし営業時間が限られている為、トラブルがおきたときにアフターフォーローにきてもらえないなどのデメリットもあります。
自分で直したい
水道設備の修理はDIYでもやれない事はないです。
ただし「工具が必要」「材料が余りやすい」「手間が掛かる」などのデメリットもあります。
部品や工具に関してはホームセンターで手に入りますので、不具合箇所の写真を店員さんに見せて必要なものを見繕ってもらうのも良いと思います。
ただしDIYならではの後からのトラブルが起きても自己責任です。
水が漏れてしまうと、いろんな箇所へ影響がでやすいので注意が必要です。
水道局は修理してくれない?
水道設備の修理なら水道局へ連絡すれば直してくれそうな気がすると思います。
しかしながら修理箇所については「1次側(本管など公の部分)」と「2次側(自分の敷地内)」で明確な線引きがなされています。
道路の下にある本管や水道メーターまでは水道局が修理しますが、自分の敷地内に関しては自分で修理業者に依頼しなければなりません。
ただし水道局へ連絡すれば、水道局で登録されている給水装置指定工事店を紹介してもらえます。
日中であれば水道局に相談してみるのも良いかもしれません。
まとめ
- 止水栓閉めれば水漏れの応急処置はできる
- 止水栓の位置を事前に確認しておこう
- 戸建てとマンションで止水栓の位置は違う
- 止水栓はトイレとキッチンにもある
- 応急処置の後は修理が必要
- 水道局から修理業者を紹介してもらうこともできる
水道屋さんに関する体験を教えて下さい