トイレの故障は突然起こることが多いですが、どんなことで故障しているか知っていますか?
トイレのつまりはトイレの故障の中で多いものですが、実はそれ以外にも様々な故障の種類があります。
今回は故障の種類と修理の方法についてお伝えしていきたいと思います。
■目次
トイレの故障の種類
トイレの故障はいつどんな時にどんな故障をするのかわかりません。
さまざまな種類があるので、一度確認しておいた方が、これからトイレの不具合が起きた時に修理のイメージがつきやすくなるはずです。
それでは一緒にみていきましょう。
つまり
トイレのつまりは、トイレの故障の中でも最も多い不具合の一つです。
つまらせるものは汚物やトイレットペーパーだけに限りません。
水に溶けないタイプのティッシュやポケットに入れておいたスマートフォン、化粧道具などは注意が必要です。
特に手のひらに収まるサイズの大きさの異物だと、落としてもトイレの中に流れてしまったりして取り上げるのが難しく、つまってしまう場合もあります。
水が流れ続ける
トイレの水を流した後に水が止まらず、流れ続けてしまう場合もあります。
トイレタンクについているレバーを目視して元に戻っているのに水が流れている場合、故障の可能性が高いので修理が必要です。
また、水を流したあとに水が止まっていると思っていても、少しずつチョロチョロと流れている場合もありますので、水道代の増加を確認するなどして水漏れを確かめましょう。
床が水浸し
トイレの床が水浸しの場合は、便器の取り付けの設置不良が原因となっている可能性があります。
設置に問題がないのに床が水浸しの場合、便器とその下につながる排水パイプの接続がずれているかもしれません。
便器内の水に絵の具などで色をつけて、その色のついた水が床に染み出してきていたら、排水パイプが原因の水漏れしている可能性が高いです。
ウォシュレットの故障
今はウォシュレットの普及率は全国的にみて8割を超えています。
使用率が上がっている分、ウォシュレットの故障も増えてきています。
ウォシュレットの水漏れは、経年劣化による動作不良が原因のものだけでなく、掃除をしない等のメンテナンスの不十分さが原因となって起こることが多いです。
また、ウォシュレットは家電製品なので水漏れを起こすと漏電のリスクも高まるため、他の部分の水漏れより危険な場合もあります。
トイレの故障を解決するには
トイレの故障を解決するには、症状にあった対策が必要です。
故障の原因に合わせて解決する方法を一緒にみていきましょう。
異物がつまった場合
異物の詰まりは詰まったものを取り除く方法です。
汚物やトイレットペーパーが原因の場合は、ラバーカップで真空状態を作り水の流れを変えることで詰まりを解消させることができます。
詰まったものが何かわかっていたり、取り出したりできそうな場合は、長めのゴム手袋をつけて取り出すか、割り箸などに引っ掛けて取り出してみましょう。
自力で詰まりを取ることができない場合は、できるだけ早く水道業者に依頼しましょう。
接続部の水漏れの場合
接続部の水漏れは、接続部の緩みが原因の場合があるので、水漏れ箇所の緩みを発見したら締めなおしましょう。
緩みを直しても水漏れが止まらない場合は、劣化が原因の場合があるので接続部分の交換が必要かもしれません。
原因がわからない場合は水道業者に電話をして聞いてみるか、依頼して見てもらいましょう。
タンク内の部品が破損した場合
タンク内の部品が故障している場合は、レバーハンドルに問題がなくても水が止まらなくなってしまうことがあります。
その場合ボールタップの故障が原因となるケースがあるので、その場合はボールタップを新しいものに交換すれば水の流れを止めることができるでしょう。
フォシュレットの破損した場合
ウォシュレットの破損や故障をしてしまった場合は、できる範囲で修理するようにしましょう。
ウォシュレットは漏電する危険があるので、まずはコンセントを抜きましょう。
掃除をして汚れをとり、ナットの緩みを見つけたら締めなおします。
それでも原因がわからず、故障も治らなければ専門業者にみてもらいましょう。
ウォシュレットは精密機器なので無理をして悪化させないように気をつけましょう。
トイレの修理方法
トイレの修理方法を順序に沿って説明します。
トイレの修理は正しい方法で順番通りに行えば、自力でも修理することが可能です。
修理を行う際にはゴム手袋をつけて、ウォシュレットの電源を切ってから行いましょう。
止水栓を止める
まず、水が漏れたりあふれたりすることを防ぐために止水栓を止めましょう。
止水栓を締めなければ、修理の過程で水が吹き出す危険性があるので作業をする前は必ず締めなければいけません。
タンクの水を抜く
タンクにためられている水を抜きましょう。
故障を確かめたり、部品を交換したりするにはタンクの水を抜かなければいけない場合が多いです。
故障部分を突き止める
故障の原因となる箇所をみつけましょう。
故障部分が見つかればあらかたの修理の方向性が決定します。
部品の交換や緩みを閉め直す
トイレの故障は、長年使っていることが原因で部品が緩んだり、劣化したりすることが原因です。
故障部分に緩みがあれば工具で締めなおしてみましょう。
このとき故障部分が劣化していると、きつく締め直した時に壊れてしまうので適度な力で締めなおしましょう。
部品が壊れていたら新しい部品と交換しましょう。
交換を直すだけでまた元どおり使えるようになることが多いです。
このとき少しでもサイズの違う部品を取り付けてしまうと水漏れや故障の原因になるので、メーカーやサイズなどを間違えないように同じものを購入するようにしましょう。
自分で修理できない場合は修理業者を呼ぶ
トイレは自分で修理できる場合もありますが、どうしても自力では直せないこともあります。
その時は無理をせずに、トイレ修理の専門業者に依頼しましょう。
業者でしか使えないような道具や方法で早く直してもらえるため、自力で直す時間と手間を省くことができます。
トイレの故障を予防する方法
トイレの故障は、普段の使い方で予防することが可能です。
特に以下の2つは重要なので普段から心がけておきましょう。
取扱説明書の通り正しく使う
トイレの故障を防ぐには正しい使い方をすることが重要です。
改めて取扱説明書を読んで故障につながる使い方をしていないか確認しましょう。
特に、トイレがつまってしまった場合や、大きな故障してしまった場合などは同じことを繰り返さないよう説明書を一読して故障につながるような使い方を避けるようにしましょう。
トイレットペーパーを一度に大量に流さない
トイレットペーパーを流しすぎないこともトイレのつまりを防ぐことにつながります。
1回に使用するトイレットペーパーの量が増えてしまいそうな場合には、一度流してから2回か3回に分けて流すようにすると詰まりが防げます。
まとめ
今回はトイレの故障の種類や修理方法についてお話ししました。
トイレの故障にはさまざまな原因がありますが、普段の使い方に気をつければ、大きな故障は避けられます。
トイレの調子が悪ければ水道業者に点検を依頼するのも一つの策です。
トイレの故障についての知識を把握して、トイレを気持ちよく使いましょう。
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