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トイレタンクの構造とは?仕組みを徹底解説とメンテナンスのポイント

トイレタンクの構造とは?徹底解説とメンテナンスのポイント

こんにちは、水道修理の比較&レビューです。
この記事では、水洗トイレのタンクの構造について徹底的に解説します。
トイレは日常的に使用する重要な水まわりの設備ですが、トイレタンクの内部構造や動作原理についてはあまり知られていません。
この記事を読むことで、トイレタンクの基本的な構造や主要な部品動作原理(水が流れたり止まる仕組み)まで幅広く理解することができます。
また、トイレタンクに関するよくあるトラブルやその対策、さらにはメンテナンス方法までしっかり学べます。
特に水漏れや水の溜まりが遅いといったトラブルの原因と解決方法も詳しく説明します。
それでは、しっかりとトイレタンクの構造や仕組みを解説していきます。

目次

トイレタンクの基本構造

水洗トイレのタンク構造

タンクの役割

トイレタンクの役割は水を貯めておき、トイレを流す際に便器内へ一気に水を送る重要な機能を果たします。
タンク内の様々な部品がこれを実現しています。
タンクが空になると給水を開始して、タンクが満水になると自動的に止まる仕組みになっています。

水を溜めておく

トイレのタンクは、主に水を一時的に溜めておく場所です。
トイレのレバーを引くと、溜めていた水が便器内へと流れ込み、便やトイレットペーパーを流します。
便やトイレットペーパーを流すためには、一気に水を流す必要があります。
水量が足りないと便やトイレットペーパーが流れていかず、便器内に残ってしまいます。

タンクに溜めておく水量はトイレによって違いがあります。

トイレの種類タンクに溜めておく水量
ハイタンク10ℓ~13ℓ
ロータンク10ℓ~13ℓ
ロータンク(節水型)4ℓ~5ℓ
タンクレス0ℓ
トイレタンクの水量の違い

タンクレストイレは、その名の通りタンクを必要としない新しい構造です。
水道の水圧だけで便が流れるような構造になっています。

水量の制御

タンク内部には水量を制御するための仕組みが組み込まれています。
水を流してタンクが空になると水を溜めはじめ、タンク内が満水になると自動的に給水が止まります。
この流れをアナログで行う部品がタンク内に設置されています。

主要な部品

トイレタンクの内部には複数の主要な部品が存在し、それぞれが特定の役割を果たしています。
タンク内の全ての部品が正常に機能することで、トイレを手軽に使えるようになっています。
主な部品と役割を紹介します。

部品名機能
フロートバルブタンクの栓の役割
ボールタップ給水と止水
オーバーフロー管タンクから水があふれるのを防ぐ
レバーハンドル手動で水を流す
タンク内の主な部品と役割

フロートバルブ

フロートバルブはタンクの底にある栓のことです。
レバーと連動していて、レバーを回すとフロートバルブが持ち上がりタンク内の水を排出します。

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ボールタップ

ボールタップは、タンク内への給水と止水をおこなう部品です。
タンク内の水位が下がると給水を開始します。
また、一定の水量に達すると自動で水が止まります。

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オーバーフロー管(サイフォン管)

オーバーフローチューブは、タンク内の水があふれてしまわないように設置されている部品です。
ストローのようにタンク内に設置されていて、ボールタップが故障して給水が止まらなくなったとしても、オーバーフロー管を通って便器内へ水を流すことで、タンクから水があふれてしまうことを防ぎます。

レバーハンドル

レバーハンドルは、トイレを流すために手で操作する部品です。
レバーハンドルを引くことでフロートバルブが持ち上がり、タンク内の水が便器へと流れ込みます。
もしレバーハンドルが空回りするなど正常に機能しなくなると、水を流すことができなくなってしまいます。

トイレタンクの動作原理

タンク内部の部品や役割はわかっていただけたかと思います。
では具体的に、どのような動きでタンク内部が機能しているのかを解説します。

水を流す仕組み

水を流す際に機能しているのは「レバー」「チェーン」「フロートバルブ」のみです。
水を流す際の動作を紹介します。

レバーを引くとどうなるか

トイレのレバーを引くと、レバーに連結されたチェーンが引っ張られ、フロートバルブが持ち上がります。
これにより、タンクの底にある穴から水が一気に便器に流れ込み、便・尿・トイレットペーパーを洗い流します。

水が溜まる仕組み

次はタンク内の水が流れた後の動きを解説します。
タンクに水を溜めるには「フロートバルブ」「ボールタップ」が機能します。

タンクが空になるとフロートバルブが閉じる

タンク内の水が無くなると、フロートバルブが自重で下がりタンクに栓をした状態に戻ります。
タンクに栓がされたことで再び水が貯まり始めます。

水位が下がるとボールタップが作動

タンク内の水位が下がると、ボールタップに接続されている浮き球が下がり給水が始まります。
手洗い管がある場合は手洗い管へも水を送ります。
※手洗い管から出た水はタンク内へ戻ります。

浮き球が下がっている間はずっと給水を続けます。
そしてフロートバルブが閉じ、タンク内に水が貯まり、浮き球が持ち上がることで水が止まる仕組みです。

水洗トイレの修理は水道屋さんに依頼したほうが安心

水洗トイレのタンクの内部構造をご紹介しました。
タンク内の部品は、主に「フロートバルブ」「ボールタップ」「オーバーフロー管」の3つで構成されています。
どれか一つでも不具合を起こしてしまうと正常にトイレを使えなくなってしまいます。
DIYで修理をすることも可能ですが、デリケートな部品もありますので、できれば部品交換や修理の際には水道屋さんに依頼するようにしましょう。

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トイレタンクでよくあるトラブル

水が流れ続ける

フロートバルブの劣化

フロートバルブはタンクの底にある栓です。
フロートバルブが劣化すると、小さな隙間ができてしまい便器内へチョロチョロと水が漏れてしまいます。
また、フロートバルブは樹脂製(ゴム)のタイプが多く、劣化のしやすい部品でもあります。

フロートバルブを触ってみて、手に黒いものが付く場合は交換時期です。
※汚れが落ちにくいので直接手で触らないでください。

オーバーフロー管の破損

オーバーフロー管は、タンク内部で水があふれるのを防ぐための部品です。
オーバーフロー管は樹脂製(プラスチック)のため、劣化していると非常にもろくなっています。
オーバーフロー管が折れてしまったりひび割れができてしまうと、破損部分から水が漏れ続けて便器へ水が流れ続けてしまいます。

オーバーフロー管の交換目安は10年程度です。
ですが、節水の為にタンク内へペットボトルなどの異物を入れている方は要注意です。
タンク内へ異物を入れている方は、いつオーバーフロー管が破損してもおかしくありません。
節水目的でもタンク内へペットボトルを入れたりすることはやめておきましょう

フロートバルブが閉じていない

勢いよく水が流れ続けている場合は、フロートバルブが元の位置へ戻っていない可能性があります。

例えば、タンク内へ入れるタイプの洗浄剤を入れた直後です。
タンク内へ入れた洗浄剤がフロートバルブの下に入り込み、正常にフロートバルブが閉まらなくなることがあります。

タンク内へ洗浄剤を入れる場合には使用説明書をよく読み、洗浄剤が溶けるまでトイレは流さないようにしましょう。

水の溜まりが遅い場合の対策

止水栓が開いているかチェック

トイレタンクに水が溜まる速度が遅い場合、まず最初にチェックすべきなのは止水栓です。
止水栓は蛇口と同じ構造になっており、閉める方向に回してしまうと水圧や水量が低下し、結果としてタンクに水が溜まるのが遅くなります。
解決先は止水栓を開くだけです。
やり方は簡単で、止水栓を左回り(反時計回り)に回すだけです。

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フィルターの掃除

あまろ知られていませんが、給水管とタンクの間には金属製のフィルターが付いていることが多く、定期的な掃除が必要です。
フィルターが付いているのは、タンクに繋がっている給水管やフレキ管の接続部分です。
止水栓を完全に閉めてから給水管を取り外すと、内部にフィルターがついていると思います。

フィルターが鉄粉やサブなどで目詰まりしていたら歯ブラシでこすってキレイにしてしまいましょう。
これで水が流れやすくなり、タンク内に水が貯まる速度も上がります。

トイレタンクのメンテナンス方法

定期点検と掃除

月に一回の点検項目

トイレタンクの点検は、月に一度行うことをおすすめします。
以下の項目をチェックすることで、トイレのトラブルを未然に防ぐことができます。

  1. フロートバルブの確認: フロートバルブが劣化していないか触ってみる。
  2. 水漏れのチェック::便器内へチョロチョロ水漏れしていないか確認する。
  3. 変な音がしないか: 水が流れる音がしていないか確認する。

半年に一回の掃除方法

半年に一度、タンクの内部を掃除することでカビの繁殖や汚れを押さえられます。

  1. 止水栓を閉じる: 給水を止め、タンクの水を流し完全に空にします。
  2. タンクのフタを外す: フタを取り外します。手洗い管への管に注意。
  3. 内部の掃除: 柔らかいスポンジやブラシでタンクの内部を掃除します。カルシウムの沈殿物は、酢を使って溶かします。
  4. 止水栓を開ける: 掃除が終わったら水道の元栓を再び開け、動作確認をして下さい

交換部品の選定と交換手順

フロートバルブの交換手順

フロートバルブは劣化しやすい部品です。
交換作業は比較的簡単なので、劣化している場合は自分で交換してみましょう。

フロートバルブの交換手順
  1. トイレの止水栓を閉じる: 給水を止め、タンクの水を流し完全に空にします。
  2. フロートバルブの取り外し: フロートバルブに引っかけてあるのチェーンを外します。
  3. フロートバルブの取り付け: 新しいフロートバルブにチェーン取付け、チェーンの長さを調整。
  4. 止水栓を開ける: 止水栓を再び開け、水を補充し正常に動作するか確認します。

より詳しく知りたい方は下記の記事を参考にして下さい。

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ボールタップの交換手順

ボールタップの交換手順を紹介します。
難易度が少し上がりますので、不安な方は水道屋さんへ依頼しましょう。

ボールタップの交換手順
  • トイレの止水栓を閉じる: 給水を止め、タンクの水を流し完全に空にします。
  • ボールタップの取り外し: レンチを使いボールタップを取り外す。
  • ボールタップの取り付け: 逆の手順で取付し、手洗い管にも接続する。
  • 止水栓を開ける: 止水栓を再び開け、水を補充し正常に動作するか確認します。
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まとめ

この記事では、トイレタンクの基本構造と役割、主要な部品やその動作原理、トイレタンクでよくあるトラブル、、日常のメンテナンス方法について詳しく解説しました。
トイレタンクの構造を理解していると、トラブルが起きた際の原因究明に役立ちます。
また、タンクの定期点検とメンテナンスを行うことで予期しないトラブルを未然に防ぐことができます。

#トイレ #タンク構造

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