水漏れテープの実力は?実はすごい?補修力や効果的な巻き方を解説

私たちの生活の中で急に起きる蛇口や配管の水漏れは厄介なものですよね。しかし、そんな時に頼りになるのが水漏れテープです。
このページでは、水漏れテープの基本的な知識から、実際の補修力、具体的な巻き方まで詳しく解説します。
また、種類や選び方のポイントについてもご紹介します。
水漏れテープは本当に効果があるのかと疑問に思う方も多いかもしれませんが、進化した今どきの製品は驚くほどの実力を持っています。
ポタポタ程度の水漏れならテープで補修できるかもしれませんので、参考にして下さい。
目次
水漏れテープでホントに補修できるの?

水漏れテープって、本当に頼りになるのかと疑問に思う方も多いことでしょう。
結論から申し上げますと、軽度な水漏れについては非常に有効な一時的な応急処置手段です。
具体的には、キッチンや浴室、トイレといった配管周辺で、ポタポタと落ちる水滴を一時的に止めることが可能です。
一時的な水漏れ補修なら可能
水漏れテープは、主に接続部や継ぎ目で発生する軽度な漏れ補修を対象に作られています。
巻くだけで応急的な対応ができるのが大きなメリットです。
例えば、配管の接続部で漏れを発見した場合、このテープを巻くだけで、当面の間漏れを食い止めることができます。
具体的にどれくらいの水漏れまで対応できるかということですが、水圧が0.5MPa以下のような状況であれば、テープの補修力で対応できます。
ただし、この処置はあくまで「一時的」であることを理解しておきましょう。
本格的に修理をするまでは水漏れテープで応急処置をして、早めに水道修理業者に相談することをお勧めします。
進化した今どきの水漏れテープの驚くべき補修力
最近ではシリコン素材や特殊な接着技術を採用した高性能な水漏れテープが続々と登場しています。
これにより、従来の製品と比較して耐久性および接着力が大幅に向上し、さまざまな状況で対応が可能となりました。
具体的には、−20℃から70℃の温度範囲で使用できるため、室内だけでなく寒冷地や熱帯での屋外使用にも対応しています。
さらに、防水性能が高く、雨風にさらされる状況でも効果的に使用できる製品も増えています。
このように技術の進化によって、用途が飛躍的に広がっていることが分かります。
水漏れテープの有効活用により、ちょっとした水のトラブルも自分で処置しやすくなったのは嬉しい進展ですよね。
水漏れを防げる補修テープの種類

一言で水漏れ補修テープと言っても、いくつか種類があります。
ここでは、特に人気の3種類の補修テープについて解説します。
テープの種類 | 主な用途 | 特性 |
---|---|---|
シリコン自己融着テープ | 水道管、アウトドア用品の補修 | 耐熱性、耐候性、高い防水性 |
防水補修テープ | 屋根、外壁、船などの補修 | 耐熱性、耐寒性、UV耐性 |
水道管用の仮補修テープ | 水道管の一時的な修理 | 高い防水性能、目立たない |
シリコン自己融着テープ
シリコン自己融着テープは、水漏れ補修において頼りになる存在です。
その最大の特徴は、粘着剤を使わずに自ら融着し一体化することで高い防水性を発揮する点です。
テープを巻きつけるだけで化学反応を起こし、優れた気密性を発揮します。当然、防水力も高いです。
例えば、圧力がかかる水道管の一時的な修理にも効果を発揮します。
このテープはシリコン素材を活用しており、耐熱性や耐候性にも優れています。
温度変化にも耐えられるため、屋外でも問題なく使用できます。
シリコン自己融着テープは、アウトドア用品の補修や電気絶縁にも使われることが多く非常に多用途です。
また目立ちにくい点も良い所です。
防水補修テープ
防水補修テープは、水や湿気の侵入を効果的に防ぐために設計されています。
水中でも使用できるものもあります。
多様な素材に優れた接着力を持ち、特に屋外での使用に適しています。
これにより、劣化した屋根や外壁、さらには船の補修にも幅広く利用されています。
防水補修テープは、多くの製品が耐熱性や耐寒性を備えています。
また、紫外線にも強く、長期間の耐久性を持つので、アウトドアなどでも安心して使えます。
水道管用の仮補修テープ
水道管用の仮補修テープは、一時的な修理に特化しています。
高い防水性能が備わっており、軽微な漏れに迅速に対処できます。
特に急な水漏れの応急処置として、家庭に常備しておくと便利です。
このテープは透明なフィルムを使用していることが多いため、目立たず補修箇所を隠すことができます。
そのため、キッチンや浴室などの見た目を気にする場所にも適しています。
効果的な水漏れテープの巻き方

水漏れテープは、一時的に水漏れを抑えるのに非常に役立ちますが、正しい巻き方を知らなければ本来の効果を発揮することができません。
ここでは、具体的なテープの巻き方と注意点を詳しくご紹介します。
水道管の水漏れ補修
給水管の水漏れ原因
- 給水管の接続部の破損(穴が開いている)
- パッキンの劣化
- 錆でナットが締まらない
水道管からの水漏れを補修する際には、まず水漏れ箇所をしっかりと特定することが第一歩です。
水漏れの原因となる部分を見つけたら、汚れや錆を取り除きましょう。
できれば、表面が乾いた状態であるとベストです。
水で濡れている場合は、水道の元栓を閉めてから、しっかりと拭いてください。
そのうえで、適切な長さにカットしたテープを用意し、強く引っ張りつつ重なるように巻き付けます。
巻き終わったら、しっかりと押さえてテープが密着するようにします。
何重にも巻き付ける必要はありませんが、少しずらして広範囲に巻くのもありです。
蛇口の根元の水漏れ補修
蛇口の根元から水漏れする原因
- シール―テープの劣化
- パッキンの劣化
- ナットの緩み
蛇口の根元での水漏れは、案外頻繁に起こります。
その原因として、ナットの緩みやシールテープの消耗、パッキンの劣化が考えられます。
このようなときはシリコン自己融着テープが最適です。
蛇口の根元の汚れや錆を清掃してから、テープをしっかりと引っ張りつつ重ねて巻きつけます。
ポイントは、蛇口の根元部分をテープでしっかり塞ぐことができているかです。
テープを巻いた後は、24時間は触らずに放置しテープが十分に融着するのを待ちましょう。
排水管や排水トラップの水漏れ補修
排水管から水漏れする原因
- S字(P字)トラップ接続部の不具合
- パッキンの劣化
- 排水管の接続不良
排水管や排水トラップからの水漏れは、防水性能の高い補修テープで対応します。
まず、水漏れ箇所を確認したら、水気を拭き取りテープを巻いていきます。
基本的に排水管の内部は水圧が掛かっていないため、大量に水漏れすることは少ないです。
すき間を塞ぐように補修テープを巻き付けたら、様子をみながら排水をながしてみましょう。
シャワーホースの水漏れ補修
柔軟性が必要なシャワーホース補修には、ビニール系のテープがおすすめです。
複数箇所に水漏れが見える場合は、水漏れ箇所全体を覆うように長めにテープを巻き付けてください。
テープを引っ張りながら隙間ができないように巻いていくのがコツです。
シャワーホースの場合は、多くの重なりを持たせることで補修効果を高め水漏れの可能性を低減します。
またフレキ管のシャワーホースは隙間ができやすいので、テープがしっかりと密着するようにゆっくりと巻き付けて下さい。
床や洗面ボウルの水漏れ補修
床や洗面ボウルの水漏れ原因は「ひび割れ」です。
まずはテープを張る箇所の乾燥を徹底します。
防水の補修テープを使い、ひび割れ箇所を埋めるようにテープを貼っていきましょう。
水漏れテープの選び方

水漏れテープを選ぶ際には、性能・価格・用途に応じた選び方をするようにしましょう。
適切なテープでなければ十分に水漏れを止めることができなかったり、すぐに剥がれてしまうなどもあり得ます。
水漏れテープの選び方を解説します。
選び方のポイント
耐久性×防水性×粘着力で選ぶ
水漏れ補修テープの性能を決めるうえで最も重要な要因が、「耐久性」「防水性」「粘着力」の3つ。
メーカーや用途によって違いますので、よく確認するようにしましょう。
- 耐久性:
修理をするまで10日以上空くのなら、長期間使える高い品質の素材を選びましょう。 - 防水性:
水道管や排水管の補修をするのであれば高い防水性は必須です。 - 粘着力:
粘着力が弱いと、すぐに剥がれてきてしまいます。
値段は高くても強粘着のテープを選びましょう。
価格で選ぶ
水漏れテープの価格はさまざまですが、修理までの期間によっては安価なテープを購入するのもアリです。
状況によっては価格で選び方を変えましょう。
ただし、あまりに安いテープを買っても水漏れ補修ができないのでは本末転倒です。
口コミを参考にしてみて下さい。
おすすめの水漏れ補修テープ
これらのテープを選んでおけば間違いありません。
どれも価格は2000円前後です。
水漏れテープ使用時のよくある質問
まとめ
水漏れテープは、緊急時や一時的な補修に役立つ大変便利なアイテムです。
シリコン自己融着テープや防水補修テープなど、用途に応じて選べる種類があります。
水漏れテープを備えておけば、水道管・蛇口・排水管の水漏れ補修において大活躍するでしょう。
紹介した水漏れテープは水漏れ以外にも使用可能ですが、屋外で使う際や長期間の耐久性を求める場合は製品の特性をよく確認することをお勧めします。
また、水漏れが止まらない時は早めに水道修理業者へ相談しましょう。
こちらの『水漏れ修理の相場を徹底調査!安く済ませるためのヒント集』もぜひ参考にして下さい。
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