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トイレのレバーが空回りする(ゆるい)原因と直し方!自分で修理する方法を徹底解説

トイレのレバーがゆるい(空回り)する原因と直し方!自分で修理する方法を徹底解説

トイレのレバーを回しても水が流れない空回り状態は本当に困りますよね。
私は水道修理のプロとして多くのお客様からこのトラブルのご相談を受けてきました。
この記事では、トイレレバーが空回りする4つの主要原因(チェーンのトラブル、フロートバルブの不具合、レバー本体の破損、ナットの問題)を詳しく解説し、緊急時の応急処置から本格的なDIY修理方法まで、段階的にご紹介します。
さらに、賃貸住宅での対応方法や水道業者依頼の判断基準も含めて、状況に合わせた解決策が必ず見つかる内容となっています。

目次

トイレのレバーが空回りするときの応急処置や対処方法

トイレのレバーが空回りするときの応急処置や対処方法

トイレのレバーが空回りして水が流れない状況になっても、まずは落ち着いて応急処置を行うことが大切です。
トイレレバーの空回りは簡単に直せることも多いです。
対処方法をお伝えしますので順番に試してみてください。
まずは、一旦トイレを流せるように緊急時に水を流す方法からお伝えします。

トイレタンクのレバーが空回りしても、身近な道具を使って手動で水を流すことができます。「トイレが使えなくなった」と焦る必要はありません。以下の手順で応急処置を行いましょう。

まずは以下の道具を準備しましょう。
どれも一般的なご家庭にあるものばかりです。

道具名用途ポイント
バケツ水を運ぶため大きめサイズ(6~8リットル程度)を用意
新聞紙か大きいビニール袋床の保護水はねから床を守ります
ぞうきん・汚れてもいいタオル水はねの処理多めに用意しておくと安心
ゴム手袋衛生面の配慮なくても作業は可能です

バケツは大きめサイズのものがあると効率がいいです。
新聞紙やタオルは、水が溢れた時の備えとして床や壁に敷いておきましょう。
作業する際はゴム手袋があると衛生的で安心です。

準備ができましたら、以下の手順で便器の汚水を流しましょう。
難しく考えずにただ実行するだけで大丈夫です。

  • 床と壁の保護
    新聞紙やタオルを床に敷きます。
    水がはねても大丈夫なように、便器周りを広めにカバーしてください。
    心配な方は壁にも新聞紙を貼っておくと安心です。
  • バケツに水をくむ
    大きめのバケツに水道水をくみます。
    バケツの8分目程度まで水を入れるのが適量です。
    満杯にすると重くて扱いにくくなってしまいます。
  • 勢いよく水を流し込む
    バケツの水を便器に向けて一気に流し込みます。
    ポイントは少し高い位置から勢いをつけて流すことです。
    ただし、水はねには十分注意してください。
    一度に流す量はバケツの半分程度に抑えましょう。
  • 残りの水も流し込む
    バケツに残った水はすべて便器に流し込みます。
    1回の作業で流しきれない場合は、同じ手順を2~3回繰り返してください。
    これで応急処置は完了です。

この方法で一時的に汚物を流すことができますが、あくまで応急処置です。
毎回、バケツで水を流すのは大変な労力が必要になります。
根本的な修理は別途必要になりますので修理を必ずおこないましょう。

応急処置が済んだら、トイレタンクのレバーの空回りの原因を探るためにタンクを開けてみましょう
「タンクを開けるのは難しそう」と思われるかもしれませんが、実は意外と簡単です。

まずは止水栓を閉めることから始めます。
これは作業中に誤ってタンクに水が流れ込むのを防ぐためです。
止水栓は排水管とトイレタンクへの給水管の接続部分にある栓で、通常はトイレタンク付近の壁や床に繋がるパイプに設置されています。
閉め方は簡単で、時計回りに回すと閉まります。

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止水栓を閉めることができたら、トイレタンクのフタを持ち上げてください。
一般的なタンクトイレは、フタを垂直に持ち上げるだけで開けられます。
手洗い用の水栓がついているタイプでも、給水管と手洗い栓の接続部分は垂直に持ち上げることで簡単に外せるようになっていますが、ボールタップからの給水パイプが繋がっていますので、ゆっくり取り外しましょう。

トイレタンクを開ける際の注意点として、フタは陶器製で重いため、落とさないよう十分気をつけてください
また、タンク内の部品は繊細なものが多いので、無理に触ったり動かしたりしないよう注意しましょう。

賃貸物件にお住まいの方は、自己判断での修理は避けて、まずは大家さんや管理会社に連絡することが重要です。
これは私が賃貸物件のトラブル対応で数多く経験してきたことですが、適切な手順を踏むことで後からのトラブルを避けることができます。

トイレは物件設備の一部であるため、通常の使い方での故障であれば物件オーナーや管理会社の責任で修理するのが一般的です。
自己判断で修理を行うと、本来負担する必要のない費用を請求される可能性があります。

賃貸住宅での対応手順
  • 応急処置で一時的にトイレを使用可能にする(上記の手動で洗浄する方法)
  • 大家さんまたは管理会社に速やかに連絡
  • レバーが空回りする症状と状況を詳しく説明
  • 大家さんからの指示を待って適切に対応(大家さんが水道屋さんを手配してくれることも)

連絡する際は、「いつから症状が出ているか」「どのような状況か」「応急処置は済んでいるか」などを具体的に伝えるとスムーズに対応してもらえるでしょう。
私の経験ですが、どのような対応をしてくれるかは大家さんや管理会社によって大きく違います。
例えば、「自分で水道屋さんを呼んでから見積もりをだしてもらってください」や「大家さん自身が修理にきてくれた」などがあります。

トイレのレバーが空回りする4つの主要原因

トイレのレバーが空回りする4つの主要原因

それではトイレのレバーが空回りしてしまう原因を4つご紹介します。
原因を正しく特定できれば修理もスムーズにおこなえます。
トイレレバーが空回りするときは、意外と軽微な不具合のことが多いのが特徴です。

原因症状修理難易度修理時間の目安
チェーンのトラブル
(ほとんどコレです)
レバーを回しても水が流れない
レバーが軽い
10分
フロートバルブの不具合レバーが重い・動かない30~60分
レバー本体の破損・劣化空回り・戻らない30~60分
ナットの問題ぐらつき・固着10~20分

チェーンのトラブルは、レバーの空回りで最も多い原因です
レバーはタンク内でチェーンによってフロートバルブ(タンクの底にある栓)という部品とつながっており、レバーを回すとフロートバルブが持ち上がって水が流れる仕組みになっています。
このチェーンになんらかの問題があると、レバーを回しても水が流れない空回り状態になってしまいます。

トイレのレバーを回してもタンク内の水が全く流れない場合、チェーンがレバーやフロートバルブから外れている可能性が高いです。
タンクの蓋を開けて目視で確認すると、レバーの先の金具からチェーンがぶらんと垂れ下がっているかを確認できます。
チェーンが外れているときは、チェーンを正しい位置に取り付け直すだけで解決できます

経年劣化によってチェーンが途中で切れてしまうケースもあります。
特に金属製のチェーンは錆びて弱くなり切れやすくなります。
切れたチェーンはタンクの底に沈んでいることが多く、この場合は新しいチェーンへの交換が必要です。
チェーンはホームセンターで簡単に購入できる部品です。

レアなケースですが、チェーンが他の部品に絡まったり、ねじれたりしている場合もあります。
この状態では、レバーを回してもチェーンが正常に動作せず、空回りやレバーが元の位置に戻らない症状が発生します。
多くの場合、手でチェーンの絡まりを解消するだけで元の状態に戻せます

フロートバルブは、タンクの底面にある弁のような役割を果たす重要な部品です。
レバーがチェーンを通じてフロートバルブを持ち上げることで水が流れ、フロートバルブが閉まることで再びタンク内に水が溜まる仕組みになっています。

このフロートバルブに以下のような不具合があると、レバーの動作に支障をきたします:

フロートバルブの不具合例
  • フロートバルブが正しい位置にはまっていない
  • ゴミや異物が挟まっている
  • フロートバルブ自体が劣化・変形している
  • フロートバルブの座面に汚れが付着している

フロートバルブはゴム製のため、5~10年程度で劣化・変形することが一般的です
劣化や変形したフロートバルブは正常に動作しないため、交換が必要になります。

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トイレのレバー本体そのものに問題があるケースも少なくありません。
長年の使用によって、レバーには様々な不具合が生じる可能性があります。

主な症状として以下が挙げられます

トイレレバーの不具合例
  • レバーハンドル部分の破損・ひび割れ
  • 内部機構の摩耗による空回り
  • サビによる固着
  • レバー軸の曲がりやゆがみ

レバーが空回りする場合は、レバー内部の機構が破損している可能性が高く、新しいレバーへの交換が必要です。
一方、レバーが元に戻らない場合は、サビや汚れが原因のことが多く、清掃によって改善できる場合があります。

私の経験では、研磨剤入りの洗剤でこすり洗いすることで固着したレバーが元通りに動くようになります。
ただし、あまりに劣化が進んでいる場合は交換をお勧めいたします。

トイレのレバーはナットによってタンクに固定されていますが、このナットの締め付け具合に問題があると、レバーの動作に不具合が生じます。

ナットが緩すぎると空回りし、きつく締まりすぎると元に戻らなくなります
適切な締め付けトルクに調整することで、多くの場合は解決できます。

ナットの状態症状対処方法
緩すぎるレバーがぐらつく・空回りする適度に締める
きつすぎるレバーが重い・元に戻らない少し緩める
適切スムーズに動作する調整不要

ナットの調整には、適切なサイズのレンチが必要です。
一般的には10mm~13mm程度のレンチを使用しますが、トイレのメーカーや型番によって異なりますので、事前に確認することが大切です。

トイレを使用しているうちに振動などでナットが自然に緩んだり、過度の力で締めすぎたりすることがありますので、定期的な点検をお勧めいたします。

DIYでできるトイレレバー空回りの修理方法

DIYでできるトイレレバー空回りの修理方法

トイレレバーの空回りや元に戻らない症状は、DIYで修理できるケースが多く、適切な手順を踏めば問題を解決できます。
ここでは、お客様ご自身でも安全に作業できる方法をお伝えします。
まずは上記の原因を確認してから、該当する修理方法を試してみてください。

作業前には必ず止水栓を閉めて、安全な状態で修理を行うことが重要です。
無理な作業は避けて、不安な場合は専門の水道修理業者にご相談いただくことをおすすめします。

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チェーンのトラブルはトイレレバー空回りの最も多い原因です。
チェーンはレバーとフロートバルブをつなぐ重要な部品で、外れたり切れたりすると水が正常に流れなくなります。
状況に応じて以下の方法で対処してください。

チェーンが外れている場合は、以下の手順で取り付け直しができます。

手順作業内容注意点
1止水栓を閉める作業中の水流入を防ぐため
2タンクのフタを開ける手洗い栓付きは垂直に持ち上げる
3チェーンの接続部分を確認レバー側とフロートバルブ側の両端
4チェーンを適切な長さで接続チェーンの玉が5個前後余る程度

チェーンの長さ調整が修理成功の鍵となります。
短すぎるとフロートバルブが完全に閉まらず水が止まりません。
長すぎるとレバーを回してもフロートバルブが十分に持ち上がらず、水流が弱くなってしまいます。
妥協はせずに丁度よいポイントを探しましょう。

チェーンが途中で切れている場合は、新しいチェーンへの交換が必要です。

まず、ホームセンターでトイレ用のチェーンを購入してください。
一般的な玉鎖であれば、数百円~1,000円程度で購入できます。
交換作業は以下の通りです。

手順作業内容注意点
1止水栓を閉める作業中の水流入を防ぐため
2タンクのフタを開ける手洗い栓付きは垂直に持ち上げる
3切れたチェーンの撤去タンク内に何もないように確認
4チェーンを適切な長さで接続チェーンの玉が5個前後余る程度

止水栓を閉めてタンク内の水を流し、空の状態にしておくと作業がスムーズに進みます。
古いチェーンを取り外し、新しいチェーンをレバーとフロートバルブに接続します。この際も、適切な長さに調整することを忘れずに行ってください。

チェーンが他の部品に絡まったり、ひっかかったりしている場合の対処法をご説明します。

特別な道具は必要ありません。
手でそっとチェーンのひっかかりや絡まりを解消するだけで、簡単に元の状態に戻せます。
タンク内には様々な部品があるため、無理に引っ張らず慎重に作業することが大切です。

チェーンがフロートバルブの下に潜り込んでいる場合は、フロートバルブを軽く持ち上げながらチェーンを正しい位置に戻してください。

うっかりオーバーフロー管に手が当たってしまい、折れてしまうことがあるので注意してください。

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フロートバルブはタンク底部の排水口を塞ぐゴム製の弁で、経年劣化により変形や硬化が起こります。
交換が必要な場合の作業手順をご説明します。

まず、自宅のトイレに適合するフロートバルブを準備する必要があります。
トイレタンクの品番を確認し、メーカーのホームページで適合部品を調べるか、古いフロートバルブをホームセンターに持参して同じものを購入してください。
※サイズや形状が違います。

作業段階詳細手順
準備止水栓を閉め、タンク内の水を完全に排水
取り外しチェーンを外し、古いフロートバルブを取り外す
清掃排水口周辺の汚れやカスを清掃
取り付け新しいフロートバルブを正しい位置にセット
接続チェーンを適切な長さで接続

フロートバルブの材質や形状はメーカーによって異なるため、必ず適合する部品を使用することが重要です。
サイズが合わないと便器へチョロチョロと水漏れしたり、排水不良の原因となります。

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トイレのレバーの動きが悪い場合は、清掃とメンテナンスで改善できることがあります。
サビや汚れが原因で固着している症状に対する対処法をご紹介します。

まず、レバー周辺の汚れを確認してください。
長年の使用により、レバーの軸部分にカルシウムの付着やサビが発生することがあります。

清掃には以下の道具をご用意ください。

用意するもの
  • 中性洗剤またはトイレ用クリーナー
  • 古い歯ブラシ
  • 耐水ペーパー(目の細かいもの)
  • 潤滑スプレー(必要に応じて)

清掃方法は、まず中性洗剤で汚れを落とし、頑固なサビには耐水ペーパーを水に濡らして軽く磨きます。
清掃後は潤滑スプレーを少量塗布すると、レバーの動きがスムーズになります

レバーの固定ナットの締め付け具合が適切でないと、空回りや動作不良の原因となります。
適切な締め付けトルクに調整することで問題を解決できます。

ナットが緩すぎる場合は空回りが発生し、きつすぎる場合はレバーが元の位置に戻らなくなります。
調整にはモンキーレンチまたはプライヤーを使用します。

調整手順は以下の通りです。
まず、現在の締め付け状態を確認し、レバーを手で動かしてみます。
適切な締め付けでは、レバーが軽やかに動き、手を離すと自然に元の位置に戻ります。

締め付けが足りない場合は、ナットを時計回りに少しずつ回して調整します。
締めすぎに注意し、少しずつ調整しながら動作確認を行ってください。

レバー本体が破損や変形により交換が必要な場合の作業手順をご説明します。
レバー交換は比較的簡単な作業ですが、適合部品の選定が重要です。

交換用レバーの選び方から説明します。
トイレタンクの型番を確認し、メーカーや販売店に適合部品を問い合わせてください。
また、古いレバーを取り外してホームセンターに持参し、同じ仕様のものを探すことも可能です。

工程作業内容使用工具
取り外し固定ナットを反時計回りに回して古いレバーを外すモンキーレンチ
清掃レバー取り付け部の汚れやサビを清掃ブラシ、クリーナー
取り付け新しいレバーを正しい向きで挿入手作業
固定ナットを適切な締め付けで固定モンキーレンチ

トイレのレバー交換後は、チェーンの接続も忘れずに行ってください。
新しいレバーの形状により、チェーンの取り付け位置が変わる場合があります。

作業完了後は止水栓を開け、レバーの動作確認を行います。
正常に水が流れ、レバーが元の位置に戻ることを確認してください。
何度か動作させて問題がなければ修理完了です。

これらの修理方法でも解決しない場合や、作業に不安を感じる場合は、無理をせず専門の水道修理業者にご相談いただくことをおすすめします。
安全で確実な修理により、長期間安心してトイレをご使用いただけます。

水道修理業者に依頼すべきケースと選び方

水道修理業者に依頼すべきケースと選び方

トイレのレバー空回りは自分で修理できるケースと業者に依頼すべきケースをしっかりと見極めることが重要です。
実際に、無理にDIYで修理しようとして、かえって症状を悪化させてしまうお客様を多く見てきました。
ここでは、水道業者への依頼を検討すべき症状と、信頼できる業者選びのポイントについて詳しく解説します。

まず結論からお伝えすると、複数の部品に同時に不具合が起きている場合や、構造的な問題がある場合は水道修理業者への依頼をおすすめします。
以下のような症状が見られる場合は、自己判断での修理は避けた方が賢明です。

第一に、トイレタンク内の複数の部品が同じタイミングで故障している場合です。
例えば、チェーンが切れているだけでなく、フロートバルブも変形しており、さらにレバー本体にもサビが発生しているといったケースです。
このような場合、一つの部品を交換しても根本的な解決にならない可能性があります。

第二に、水漏れを伴う空回りトラブルです。
レバーが空回りするだけでなく、タンクの底部から水が漏れている、便器と床の接続部分から水が染み出している場合は、配管や接続部品に問題がある可能性が高いです。

第三に、何度修理しても同じ症状が繰り返される場合です。
チェーンを交換したり、フロートバルブを調整したりしても、数日から数週間で再び空回りが発生する場合は、見えない部分に根本的な原因がある可能性があります。

症状DIY可否理由
チェーンが外れた(切れた)だけ◯ 可能簡単な取り付け作業で解決
複数部品の同時故障× 困難専門知識と適切な部品選定が必要
水漏れを伴う空回り× 困難配管工事が必要な場合がある
繰り返し発生する症状× 困難根本原因の特定に専門技術が必要
トイレタンク全体の異音× 困難給水系統の問題の可能性

また、賃貸住宅にお住まいの方は、どんなに簡単な修理でも必ず大家さんや管理会社に相談してから作業することをおすすめします。
自己判断で修理を行うと、後でトラブルになる可能性があります。

信頼できる水道修理業者を選ぶことは、適切な修理と費用節約の両方を実現するために非常に重要です。
安く見せかけたぼったくり業者も存在しますので、以下のポイントを重視して業者を選ぶことをおすすめします。

まず最も重要なのは水道局指定工事店であることの確認です。
各自治体の水道局が指定した業者は、一定の技術力と信頼性が保証されています。
水道局指定工事店の証明書や許可証を提示できる水道修理業者を選びましょう。

次に、見積もりの透明性です。
優良な水道修理業者は、作業前に必ず詳細な見積もりを提示し、作業内容と料金の内訳を明確に説明してくれます。
「作業をしてみないと分からない」という曖昧な説明しかしない業者は避けた方が良いでしょう。

対応スピードも重要な判断材料です。
緊急性の高いトイレトラブルに対して、24時間対応や即日対応を謳っている水道修理業者は頼りになります。
ただし、深夜・早朝の割増料金についても事前に確認しておくことが大切です。

さらに、アフターサービスの充実度も確認ポイントです。
修理後の保証期間、再発時の対応方針、定期メンテナンスの提案などがしっかりしている水道修理業者は、長期的に安心して付き合えます。

確認項目良い業者の特徴注意すべき業者の特徴
資格・許可水道局指定工事店の資格あり資格証明を提示できない
見積もり作業前に詳細な見積もり提示「やってみないと分からない」
料金体系基本料金・作業費・部品代が明確後から追加料金を請求
対応時間24時間対応、割増料金も明示深夜料金が不明確
保証修理後の保証期間を明示保証なしまたは曖昧

口コミや評判の確認も欠かせません
インターネットの口コミサイトや、近隣の方からの紹介など、実際に利用した人の声を参考にすることで、水道修理業者の実態を把握できます。

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トイレレバーの空回り修理にかかる費用と時間は、症状の程度と必要な作業内容によって大きく変わります
適正な相場を知っておくことで、不当な高額請求を避けることができます。

基本的な料金構成は、出張費・診断費・作業費・部品代の4つに分かれます。
出張費は3,000円から8,000円程度が一般的で、距離や時間帯によって変動することもあります。
見積や診断費は無料の業者もあれば、3,000円程度かかる場合もあります。

作業内容別の費用目安をご紹介します。
チェーンの取り付けや調整といった簡単な作業の場合、作業費は5,000円から8,000円程度です。
部品代はチェーン1本あたり500円から1,000円程度なので、総額では8,000円から15,000円程度になります。

フロートバルブの交換が必要な場合は、作業費が8,000円から12,000円、部品代が2,000円から4,000円程度かかります。
レバー本体の交換では、作業費10,000円から15,000円、部品代3,000円から8,000円程度が相場です。

修理内容作業時間作業費部品代総額目安
チェーン調整・取り付け30分〜1時間5,000円〜8,000円500円〜1,000円8,000円〜15,000円
チェーン交換1時間〜1.5時間6,000円〜10,000円1,000円〜2,000円10,000円〜18,000円
フロートバルブ交換1時間〜2時間8,000円〜12,000円2,000円〜4,000円15,000円〜25,000円
レバー本体交換1.5時間〜2.5時間10,000円〜15,000円3,000円〜8,000円20,000円〜30,000円
複数部品交換2時間〜3時間15,000円〜25,000円5,000円〜12,000円25,000円〜45,000円

作業時間については、シンプルなチェーンの調整であれば30分から1時間程度で完了します。
部品交換を伴う場合は1時間から2時間程度、複数の部品を同時に交換する場合は2時間から3時間程度を見込んでおくと良いでしょう。

ただし、これらの費用は目安であり、地域や業者によって異なることにご注意ください。
複数の業者から見積もりを取って比較検討することをおすすめします。
また、深夜や早朝、休日の作業では割増料金が発生する場合があるため、緊急度と費用のバランスを考慮して依頼タイミングを決めることが大切です。

私の経験では、お客様が最も満足されるのは、適正な価格で確実に修理を完了し、その後のトラブルが起きない場合です。
価格だけでなく、技術力と信頼性を総合的に判断して水道修理業者を選んでいただければと思います。

トイレレバーに関するよくある質問

トイレレバーの修理費用はどのくらいかかりますか?

修理費用は症状と作業内容によって異なりますが、一般的には5,000円から15,000円程度が相場です。

具体的な費用の内訳をご説明しますと、基本的に出張費、作業費、部品代の3つで構成されています。簡単なチェーンの取り付けなら比較的安価ですが、レバー本体の交換が必要な場合は部品代が加算されます。

修理内容費用目安作業時間
チェーンの取り付け・調整5,000円~8,000円30分~1時間
チェーン交換6,000円~10,000円1時間程度
フロートバルブ交換8,000円~12,000円1時間~1時間30分
トイレレバー本体交換10,000円~15,000円1時間30分~2時間

複数の業者から見積もりを取ることをおすすめします。料金体系が明確で、追加料金の説明がしっかりしている業者を選ぶと安心です。

トイレレバーの空回りは自分で修理できますか?

チェーンの取り付けや絡まり解消など、簡単な作業であればDIYで対応可能です。
ただし、部品交換が必要な場合は慎重な判断が必要になります。

以下のような症状であれば自分で対処できることが多いです。

自分で対処できる症状

  • チェーンが外れているだけの場合
  • チェーンが絡まっている場合
  • レバーの汚れやサビによる固着
  • ナットの緩みや締めすぎ

業者に依頼すべき症状

  • チェーンが切れて交換が必要な場合
  • フロートバルブの交換が必要な場合
  • レバー本体が破損している場合
  • 作業に不安を感じる場合

無理に作業を進めて他の部品を壊してしまうと、かえって修理費用が高くなってしまいます。不安に感じたら遠慮なくプロにご相談ください。

賃貸住宅でトイレレバーが故障した場合、誰が修理費用を負担しますか?

通常の使用による故障であれば、大家さんや管理会社が修理費用を負担するのが一般的です。まずは管理会社や大家さんに連絡することから始めましょう。

賃貸住宅では設備の故障について責任の所在が決まっています。トイレは生活に必要不可欠な設備ですので、入居者の過失でない限り、オーナー側で修理するケースがほとんどです。

オーナー負担となるケース

  • 経年劣化による故障
  • 通常使用での部品の摩耗
  • 設備の初期不良

入居者負担となる可能性があるケース

  • 乱暴な使用による破損
  • メンテナンス不足による故障
  • 入居者の改造による不具合

勝手に修理業者を呼んでしまうとトラブルの原因になりますので、まずは必ず管理会社や大家さんに状況を報告してください。

急にレバーが故障して水が流せない時の応急処置を教えてください

バケツを使って手動で水を流すことで、緊急時でも対応可能です。
慌てずに落ち着いて対処してください。

私が現場でお客様によくお伝えする方法をご紹介します。特別な道具は必要ありませんので、身の回りにあるもので対応できます。

必要なもの

  • 大きめのバケツ(6L以上推奨)
  • 新聞紙やタオル(水はね防止用)
  • ゴム手袋(あれば)

手動で水を流す手順

  1. 床に新聞紙やタオルを敷いて水はね対策をする
  2. バケツに水を汲む(便器の水位より高い位置から注ぐのがポイント)
  3. 勢いをつけて一気に便器に注ぐ(少しずつではなく、まとめて流す)
  4. 必要に応じて2回目を実施する

この方法で一時的に使用を続けることができますが、根本的な修理は必要です。なるべく早めに修理を検討してください。

トイレレバーの交換部品はどこで購入できますか?

ホームセンターやメーカーの部品販売サイト、水道部品専門店で購入可能です。ただし、適合する部品を見つけるには注意が必要です。

私が部品調達でよく利用する場所をご紹介します。重要なのは、お使いのトイレに適合する部品を正確に選ぶことです。

部品の購入先

  • 大型ホームセンター(コーナンプロ、コメリ、カインズなど)
  • メーカー公式サイト(TOTO、LIXIL、パナソニックなど)
  • 水道部品専門店
  • インターネット通販サイト

部品選びのポイント

  1. トイレの型番を確認する(タンク内や取扱説明書に記載)
  2. 現在の部品を取り外して持参する
  3. 写真を撮って店員さんに相談する
  4. メーカーのお客様相談室に問い合わせる

間違った部品を購入してしまうと取り付けできませんので、不安な場合は専門家に相談することをおすすめします。

トイレレバーの故障を予防する方法はありますか?

定期的な清掃と優しい操作を心がけることで、レバーの寿命を延ばすことができます。日頃の小さな心がけが大きな違いを生みます。

私がお客様にいつもお伝えしている予防方法をご紹介します。これらの方法を実践することで、突然の故障を避けやすくなります。

日常的な予防方法

  • レバーを無理に強く回さない
  • 月に1回程度、タンクを開けて内部を確認する
  • レバー周りの清掃を定期的に行う
  • 異音や動作の違和感があれば早めに点検する

年1回の点検項目

  • チェーンの状態確認(伸び、サビ、絡まりなど)
  • フロートバルブの変形や劣化チェック
  • レバーの動作確認
  • ナットの締め付け状態確認

小さな不具合を早期発見することで、大きな故障を防ぐことができます。「少しおかしいな」と感じたら、放置せずに点検してみてください。

まとめ

トイレのレバーが空回りする原因は、チェーンの外れや切れ、フロートバルブの不具合、レバー本体の劣化、固定ナットの緩みの4つが主要因です。
チェーンの問題であれば、多くの場合DIYで修理可能ですが、部品の劣化や複雑な故障の場合は無理をせず専門業者にご相談いただくことをおすすめします。
私の経験上、早めの対処が修理費用を抑える秘訣ですので、症状に気づかれましたら迅速にご対応ください。

トイレの水を流そうとしたら「レバーがゆるい」「レバーが空回りして水が流れない」といったトラブルが発生することがあります。

トイレタンクのレバーはちょっとしたことで、ゆるくなったり空回りしてしまうことがあるので、自分で点検や修理する方法を知っておくと水道屋さんを呼ぶ必要もなくなります。

この記事では、トイレのレバーがゆるいときの直し方をご紹介します。

読んで欲しい人・記事でわかること
  • トイレレバーを修理する前の事前準備
  • トイレレバーを回すとで水が流れる仕組み
  • トイレレバーがゆるく(空回り)なる原因
  • ゆるくなったトイレのレバーを直す方法(DIY)

トイレレバーがゆるくて水が流れないときの対処法

トイレレバーがゆるくて水が流れないときの対処法

トイレレバーを回すのは、便や尿を流した後になりますよね。
用を足した後に「レバーがゆるい(空回り)して、便や尿が流せない!」といったことが起きてしまうことがあります。

このようなトイレレバーがゆるく、水を流せない時の対処方法をご紹介します。
カンタンにお伝えすると『手動で水を流す』形になります。
手順と用意するものを解説します。

事前に準備するもの
  • バケツ
  • ゴム手袋
  • 新聞紙か、大きめのゴミ袋
  • タオル

【トイレの水を手動で流す手順】

  • 水が飛び散ってもいいように壁と床に養生をする
    (新聞紙やビニール袋を壁や床に配置する)
  • バケツに水を溜める
  • バケツの水を便器内に勢いよく流し込む
  • ➁~➂を必要に応じて繰り返す

これだけです。
誰にでもできると思います。
便器の形状にもよりますが、使う水の量は10㍑もあれば十分かと思います。
ただし、高い位置から水を流し込むと、必ず水跳ねしますのでトイレが汚れないようにしっかり養生をしてから作業しましょう。

便器内の水がキレイになっていても、排水管の中にトイレットペーパーや便が残っている事があるので、気持ち多めに水を流しておくのがコツです。

便器内の排泄物をキレイに出来たらトイレのレバーを直しましょう。

 超シンプル!トイレレバーで水が流れる仕組み

 超シンプル!トイレレバーで水が流れる仕組み

「トイレレバーを回すと水がなぜ流れるのか?」
普段は何気なく使っているトイレですが、トイレタンク内の構造や仕組みを知っている方は少ないと思います。
トイレタンクの内部構造を知っておくと、トイレレバーがゆるかったり空回りする原因もわかるようになります。

トイレの水が流れる仕組み
  • トイレレバーを引く(回す)
  • レバーの先端に付いているチェーンが持ち上がる
  • チェーンの下に繋いであるフロート弁が持ち上がる
  • タンクの底の穴が開き、便器へ水が流れだす
  • タンク内の水がなくなるとフロート弁が自重で下がり、タンク底の穴を塞ぐ
  • タンク内の水量が下がると、ボールタップ先端の浮き球が下がる浮き球が下がるとタンク内へ給水が始まる
  • タンク内の水位が上がると浮き球が持ち上がり、給水が停止する

このような流れで、排水と給水を行うシステムです。
トイレレバーを回すだけで一連の動作が行われ、汚水を流し、次回の水をタンク内に溜めておきます。
驚きなのは、これらの動作は全てアナログで動いていることです。
この仕組みを考えた方はすごいと思います、本気で。

トイレレバーがゆるい原因は主に4つ

トイレレバーがゆるい原因は主に4つ

それでは実際に、トイレレバーがゆるい原因について4パターンに分けて解説していきます。

トイレレバーがゆるい原因
  • フロート弁の破損・不具合
  • 鎖(チェーン)が外れた・切れた
  • レバーの取付ナットがゆるい
  • レバーがサビついている

フロート弁の破損・不具合

フロート弁がタンクの底にある部品で、レバーと連動して動きます。
タンクの底の蓋の役割を果たしているフロート弁に不具合が起きると、レバーがゆるくなる原因となります。

例えば、異物がフロート弁の下に挟まってしまうと、正常にタンクの底を防げなくなってします。
フロート弁が浮いた状態では、レバーがゆるくなってしまいます。

鎖(チェーン)が外れた・切れた

レバーの先端とフロート弁は鎖で連結されています。
この鎖が切れてしまったり、外れてしまうと、レバーは空回りしてしまいます。
鎖が外れてしまっている場合は、レバーが全く聞かない状態になっていますので、回した感覚でも十分わかるレベルです。

レバーの取付ナットがゆるい

レバーを取り付けているナットがゆるんでしまうと、レバーや鎖が付いている先端がグラグラしてしまい、ゆるくなったように感じることがあります。
レバーがグラグラしているようなときは、モンキーレンチを使ってナットを増し締めしましょう。
これだけで解消できるはずです。
ただし、強くしま過ぎると陶器が割れてしまうこともあるので、締め過ぎには注意が必要です。

レバー自体がサビついて回らない

トイレを長期間使っていないと、レバーがサビついて固着してしまう事があります。
固着してしまったレバーを無理やり回そうとすると、折れてしまうこともありますので、できればレバーごと交換するほうが安心です。

トイレレバーを修理する前に

トイレレバーを修理する前に

トイレの仕組みや原因はある程度理解できたと思います。
それではいよいよトイレレバーの修理に挑戦しましょう。

トイレレバーの修理作業をスムーズに進めるために、用意しておきたいものと準備を解説します。

用意しておきたいものと工具

トイレレバーの修理は比較的簡単な部類の修理になりますが、全く工具が必要ないといったことはありません。
下記の工具を持っていない場合は100円ショップで購入しておきましょう。

用意しておくもの
  • マイナスドライバー
  • ゴム手袋
  • 新聞紙か大きめのごみ袋
  • モンキーレンチ

この4つを用意できてから修理を始めましょう。
マイナスドライバーは止水栓を閉める為に使います。

新聞紙やゴミ袋は養生に使います。
修理中に水が跳ねて壁や床を汚してしまわないように、しっかり養生しておきましょう。

フロート弁も交換するのであれば、同じサイズのフロート弁も用意しておきましょう。

事前準備➀.作業前に必ずタンク横の止水栓を閉める

トイレタンク内の修理をするときは、必ずタンク内への給水を止めておきましょう。
給水を止めるためには、タンク横にある止水栓を時計回りに回して閉めるだけです。

止水栓を閉めずに作業を始めると、タンク内の水が出っぱなしになってしまい非常に作業しづらくなります。

事前準備➁.タンクのフタを開ける

止水栓を止めた後は、タンクの上のフタを外していきましょう。
結構な重量があり、割れやすいので注意して取り扱って下さい。
また、手洗い管のある便器だと給水ホースがタンクのフタへ繋がっているので、先に給水ホースを外しておきましょう。

タンク内に溜まっている水を便器にながしておく

タンクのフタを外すと、タンクの内部に水が貯まっているはずです。
鎖やフロート弁は水の中に沈んでいる状態なので、タンク内の水を抜いてしまいましょう。
フロート弁が繋がっている鎖を持ち上げるだけでタンク内の水は流れていきます。

 ゆるいトイレレバーの直し方4パターン

 ゆるいトイレレバーの直し方4パターン

準備万端整ったら、修理作業開始です。
症状に合わせて下記の作業を進めて下さい。

トイレレバーの空回りを修理する方法

トイレレバーの空回りは主に鎖が切れたか、外れているのが原因です。
まずは鎖の状態を確認してみましょう。

鎖が外れていた場合は、鎖を掛けなおすだけで修理完了です。
レバーの先端かフロート弁のどちらかで外れてしまうことがあります。

鎖が切れてしまっている場合は、古い鎖を取り除き、新しい鎖でレバーとフロート弁を繋ぎましょう。
この時の注意点は『鎖の長さで水量が変わる』ことです。
水を流す量を増やしたいときは鎖を短くし、水量を減らしたいときは長めに調整しましょう。

参考記事:トイレのレバーが空回りする原因と簡単な修理方法

トイレレバーの取り付けナットの締め方

トイレレバーのナットがゆるい場合の対処方法です。
基本的には増し締めするだけですが、作業を行う際にはモンキーレンチを使ってナットを締めていきましょう。
順番としては、レバーを手で固定する、モンキーレンチでナットを回す(右回り)、のこれだけです。

事前準備ができていれば特に難しい事はありません。

フロート弁の交換と取付方法

フロート弁の交換もとても簡単です。
手順としては、フロート弁に引っかけてある鎖を外し、新しいフロート弁に掛けなおすだけです。

注意点は2つあります。
ひとつ目の注意点は、必ず同じ形状で同じサイズのものを用意すること。
ふたつ目の注意点は、古いフロート弁を素手で触らないことです。
劣化したゴムフロート弁は、素手で触ってしまうと簡単には落とせない黒い汚れが手についてしまいます。

また、オーバーフロー管と一体になっている場合もありますがが、取外しと同じ手順で取り付ければ問題ありません。

関連記事:トイレタンクのフロートバルブを自分で交換する方法と手順

トイレレバーの交換方法

最後に、トイレレバーごと交換する方法をご紹介します。
レバーの交換についても準備と工具があれば問題なく作業できるはずです。

まず、フロート弁に繋がる鎖を外します。
次に、トイレレバーを固定しているナットを回して外します。
すると、トイレレバーを抜き取ることができるので、新しいレバーと交換しましょう。
あとは逆の手順で取り付ければOKです。

トイレレバーから水が染みてくる場合

あまりないケースですが、トイレレバー付近から水が染み出したり水が漏れてくる場合は、パッキンやシールの劣化が考えられます。
パッキンは樹脂製のため、劣化すると弾力が無くなり水漏れしてしまうことがあります。

このようなときにはトイレレバーのナットの下にあるパッキンを交換しましょう。

失敗しそうなときは無理せず水道修理業者に相談

失敗しそうなときは無理せず水道修理業者に相談

トイレレバーがゆるいトラブルは比較的カンタンに直せることが多いですが、DIYが苦手な方や説明を聞いてもわからない方は、水道修理のプロに修理を依頼しましょう。
費用は掛かりますが、確実に修理をしてくれます。

水まわりの修理は、ヘタをすると大きな2次災害に繋がる事もあります。
例えば、フロート弁をきちんと取り付けられておらず便器へ水が流れっぱなしになってしまうことがあります。

このようにDIYが得意では無い方は、自分でトイレ修理はしないほうが良いと思います。

トイレ修理を水道屋さんに依頼するときの注意点

水道屋さんであれば、ほとんどの会社でトイレ修理が可能です。
ですが、水道修理業者の中にはぼったくり業者もそんざいしています。
ぼったくり被害にあわないためにも、最低限の知識は覚えておきましょう。

関連記事:【2024年12月最新】おすすめトイレ修理業者8選!トイレつまりや水漏れのトラブルも対応可能な水道屋はコレ!

トイレレバー修理の相場感を知っておく

水道修理業者によって修理料金は異なりますが、相場は存在しています。
基本的に、水道屋さんの料金体系は『基本料金(出張費用)』+『作業工賃』+『部品代』の合計となります。
修理料金を比較する際には、必ず合計した費用で比べましょう。

項目相場
基本料金や出張費0円~8,800円
作業工賃3,300円~8,800円
フロート弁(部品代)1,100円~3,300円

上記がトイレレバー修理の相場となります。
合計費用としては、8,800円~17,600円の間が妥当な修理料金です。

悪徳業者は「あれがダメ」「これもダメ」と様々な理由をつけて金額を上乗せしようとしてきますので、必要な作業だけ依頼するか相見積もりをして比較してから修理を依頼しましょう。

関連記事:水道業者にぼったくられたと感じたら!手口と見分け方を解説

会社情報がしっかりと記載されているか

トイレ修理を依頼する際には、WEBサイトの会社概要を確認しましょう。
「所在地・代表者名・保有資格・連絡先」が記載されているのは絶対条件です。

よくあるぼったくり業者のケースでは「所在地の記載はあるけれど、実際にはマンションだったり空き地だった」といったことがあります。
Google検索マップで住所検索をして確認してみましょう。

水道局指定工事店か

水まわりの修理には「給水装置主任技術者」「排水設備工事責任技術者」の資格を保有していて、なおかつ水道局に届け出をしてある水道修理業者が行います。
WEBサイトに「水道局指定工事店」「保有資格」「指定工事店番号」の記載があるか確認しましょう。

賃貸物件なら大家さんか管理会社に相談しましょう

賃貸で借りている部屋のトイレが壊れた場合は、まず大家さんか管理会社に相談してみましょう。
正直な所、どのような対応をしてくれるかは大家さんや管理会社によって違います。
基本的には、ほとんどの場合は修理の手配をしてくれると思います。

もし自分で修理をして欲しいと言われてしまった場合は、【2024年12月最新】おすすめトイレ修理業者8選!トイレつまりや水漏れのトラブルも対応可能な水道屋はコレ!を参考にして、水道屋さん依頼しましょう。

まとめ

まとめ|トイレのレバーがゆるい(空回り)する原因と直し方!自分で修理する方法を徹底解説

トイレレバーがゆるい原因や直し方を解説しました。
トイレタンクの仕組みを知っていれば、DIYでも修理をすることは可能です。
できるだけ修理費用を抑えたい方は記事を参考にして挑戦してみて下さい。

自分で修理が難しい場合は水道屋さんに依頼をすることになりますが、ぼったくり被害に合わないためにも「相場」と「悪質業者の見分け方」を参考にして下さい。

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